”愛情”がズレると~モラルハラスメント | モラハラ/毒親相談対策ブログ 相談実績5000件超の公認心理師/行政書士 佐藤千恵

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家族問題/DVモラハラ/毒親問題専門 公認心理師/行政書士
【メディア掲載】
光文社女性自身 「モラハラ夫に気をつけろ」
NTTドコモ公式サイトママテナ 複数連載
NHK あさイチ「意外と身近?”モラハラ” 夫が怖い」取材協力
講談社 現代ビジネス 執筆中

 

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事務所の特質上、記事は夫からモラルハラスメントを受けている妻と言う設定が多いです。あらかじめご了承下さい(ファミリーバイオレンスは女性が加害者となるケースもあります)

・当ブログは実際のDVやモラハラ事例を含む内容を紹介している記事が多いです。フラッシュバックの心配がおありの方はご注意下さい

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・記事の内容はあくまで執筆当時の情報、考えや経験に基づくものであることをご了承ください

・ご紹介している事例はプライバシーに配慮し過去の複数の相談事例を再構成したものです

 

 

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7月23日(日)~8月2日(水)

ご迷惑おかけしますが

どうぞよろしくおねがいします

‐‐‐

 

 

 

 

 

みなさまこんにちは、

 

いつもブログにお立ち寄り下さって

どうもありがとうございます。

 

 

 

 

 

数年前に、

 

 

↑こちらの記事を書きました。

 

 

この記事で当時私は、

 

福岡県が

”女性に対する暴力をなくす運動”

の期間に合わせて作成した

DV啓発ポスターに関連し、

 

DVする配偶者や

子どもを虐待する親が訴える、

 

「”愛情”のズレ」について、

触れています。

 

 

この記事を書いてから数年経過した

今に至ってもなお、

 

クライアントさんとのご相談の中で

お聞きするモラ夫の主張は、

 

例えばDVモラハラを理由に

離婚を告げられた後の

Lineや手紙での話し合いの中や、

 

申し立てられた離婚調停の中で、

 

「自分は妻を心から愛していた」

 

「確かに妻に強い口調で言った事は

認めるが、

それは妻を愛しているからだ」

 

「妻を愛しているからこそ

”自分の一番の理解者でいて欲しい”

と言う思いが強く、

それがつい強く態度に出てしまった」

 

「相手が君だからこそ

厳しくしてしまったんだ。

君を信頼し愛しているからこそなんだ」

 

などなど、

 

こういった主張を

枚挙にいとまがない程聞いています。

 

 

そもそもDVやモラハラを、

 

「強い口調で言った」

「厳しくしてしまった」

 

等と矮小化している事自体が

気になるのですが、

 

一先ずそれは置いておくとしても、

まさに、

 

「自分は妻を愛しているけれど、

それがちょっとズレて伝わって

しまっただけ」

 

と言う主張に私には聞こえます。

 

 

そもそも”愛していれば”相手に

何してもいい事にはなりませんしね。

 

 

 

仮にですが、

 

仮にどんなに愛していたとしても、

 

相手を怖がらせたり

委縮させたり

恐怖で意見も言えない状況に

追い込むことは、

 

暴力なんです。

 

 

愛していても、

手を上げればそれは暴力なんです。

 

 

 

 

適切で健康的な愛情は、

 

関係性をより良くします。

 

 

特に子どもにとっての愛情は、

 

時にその子を強くし、

 

時に危険から守り、

 

時に慰め時に律し、

 

気持ちを穏やかに優しくし、

 

時には(身体や心の)痛みをとる、

 

 

ある意味「お薬」の様な役割を

する事があります。

 

 

しかしその薬も、

 

使い方や使用量を間違って

与えると、

 

人に対して”毒”となってしまうことが

ありますよね。

 

 

愛情も同じです。

 

 

ズレてしまった愛情は、

時に暴力や毒になりかねない。

 

 

「愛しているから」は

支配や暴力の理由にならない。

 

 

しっかりと認識する事が

必要だと感じています。