別の人間であるという認識と尊重~モラルハラスメント | モラハラ/毒親相談対策ブログ 相談実績5000件超の公認心理師/行政書士 佐藤千恵

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家族問題/DVモラハラ/毒親問題専門 公認心理師/行政書士
【メディア掲載】
光文社女性自身 「モラハラ夫に気をつけろ」
NTTドコモ公式サイトママテナ 複数連載
NHK あさイチ「意外と身近?”モラハラ” 夫が怖い」取材協力
講談社 現代ビジネス 執筆中

 

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事務所の特質上、記事は夫からモラルハラスメントを受けている妻と言う設定が多いです。あらかじめご了承下さい(ファミリーバイオレンスは女性が加害者となるケースもあります)

・当ブログは実際のDVやモラハラ事例を含む内容を紹介している記事が多いです。フラッシュバックの心配がおありの方はご注意下さい

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・記事の内容はあくまで執筆当時の情報、考えや経験に基づくものであることをご了承ください

・ご紹介している事例はプライバシーに配慮し過去の複数の相談事例を再構成したものです

 

 

 

 

 

みなさまこんにちは、

 

いつもブログにお立ち寄り下さって

どうもありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

これは特に、

 

事務所で「モラハラ夫」についての

ご相談を受けている時に感じること。

 

 

それは、

 

「子どもとあなた(モラ夫)は、

異なる時代に子ども時代を過ごしている

全く別の人間ですよ」

 

「あなたと子どもは親子では

あるけれど、

別の人格や価値観を持つ別個の

人間なのですよ」

 

ということです。

 

 

 

 

昨今ようやく問題視される様になった

”教育虐待”。

 

 

私が開業したのはもう12年も前

ですが、

 

その頃から「教育熱心」を通り過ぎて

度が過ぎた勉強の強要をするモラ夫は

存在していました。

 

 

 

まるで机に縛り付ける様に

勉強を強要し、

 

実質遊びの時間を取り上げる。

 

 

年齢にそぐわない

2学年3学年上のドリルを与えて、

 

それが出来ないと怒り出す。

 

 

数学が得意だったモラ夫が

 

「とにかく数学だ!数学数学!」

 

と数学の価値ばかりを強調し

勉強を強要する、

 

 

外国籍で日本語よりも英語が出来る

モラ夫が、

 

「日本語なんて世界では何の意味も無い、

とにかく英語だ!英語英語!」

 

と、

子どもにとっては母国語でもある

日本語の価値を貶め、

 

英語を強要する。

 

(科目が科学や国語である事も)

 

 

こういうケースでは、

 

放っておけば子どもは数学(英語)を

好きになったかも知れないのに、

 

強要され続けた結果、

 

モラ夫と別居した後は

数学(英語)なんて見たくない!

 

と言う程に嫌気がさしているケースも

実際にありました。

 

 

なおちなみにですが、

 

外国籍のモラハラ夫に関する

ご相談の場合、

 

上記の様に

 

「母国上げ、日本下げ」

 

「母国は素晴らしいが

日本は遅れている二流の国だ」

 

的に妻の母国である日本を

バカにしたり見下す発言がある点も、

 

共通する所と感じています。

 

 

 

 

閑話休題。

 

 

子どもが限界を迎えて、

 

妻もDVモラハラや

日常的な細々した強要、

話し合いのできなさに限界を迎え、

 

妻子が家を出た後。

 

 

 

子どもがようやく苦しみを

少しずつ表現し始める、

 

妻も何が辛かったかを訴えた。

 

 

その後にモラ夫が主張してくる中に、

 

「だって俺もそうされてきたから」

 

「自分はそのやり方で

〇〇大学(有名大学)に入ったんだ」

 

「自分も親に同じようにされて

辛かったけれど、

でもそのお陰で一流の人間になった」

 

「俺も親からそうされたんだ、

辛かったけど俺は逃げなかった!」

 

「自分はそのやり方で良かったんだから

子どもにも良いに違いないのに!」

 

等という事があります。

 

 

 

こういう場面を目の当たりに

した時に私は、

 

冒頭の、

 

「でも、あなたと子どもは

別人格を持つ別の人間ですよ?」

 

という感想を覚えずに

いられないんです。。

 

 

 

 

自分にとっての「良いやり方」が、

他の人にとっては違うかも知れない。

 

 

「自分の良い」が他人には

通用しない事もある。

 

 

感じ方は人それぞれ。

 

 

人によって合う合わないや

良い悪いはそれぞれ。

 

 

ここまでは恐らく多くの方が

理解するのではないかと思います。

 

 

 

しかしそれが、

 

相手が配偶者や、

特に子どもになった途端に。。

 

 

「相手にも相手の考えがある」

 

「感じ方は人によってまちまち」

 

という事が

度外視されている様に感じる事が、

 

この仕事をしていると多いです。

 

 

 

もちろん子どもが幼い頃などは、

 

子どもは経験もないし

未熟な部分が多い、

 

さらに自分の意志や気持ちを

十分に言葉で表現する術を

まだ持っていませんから、

 

その分親が子どもの目線に立ちつつ

親の目線とのバランスを保って、

 

「この子にとって良いのはどれ?」

「この子に合っているのはどれだろう」

 

と考え決めてあげる

必要があるのだと思います。

 

 

 

しかし

子どもなりに自我や意思が芽生え

言葉でコミュニケーションが取れる様に

なった後は、

 

また違ってくると思います。

 

 

もちろん大人に比べて

子どもの方が先を見通す力や

経験が不足しているのは事実ですから、

 

そこは親や大人が補いつつ、

 

しかし同時に

 

「この子は自分とは違う人間である」

「この子にも考えや意思がある」

 

という視点は

忘れてはならないと思います。

 

 

思春期やティーンエイジャーに

なって以降は、なおさらに。

 

 

 

例え家族といえども

人によって価値観や好み、

 

合う合わないがありますから、

 

だからこそ、

 

「まずは相手の話を聞く」

 

姿勢が大切だと思います。

 

 

自分にとって良いやり方でも、

 

子どもはまた別の人間ですから

子どもにもそのまま当てはまるとは

限りません。

 

 

また、

 

(繰り返しですが)

今の親が子どもだった頃とは

時代も環境も違うのです。

 

 

 

少なくとも、

 

子どもが

「もう見るのも嫌だ」

となる程

特定の勉強を押し付けるとか、

 

限界を迎えるほど強要する様な

やり方は、

 

 

無理があると思います。