本当に、分かってないな~モラルハラスメント | モラハラ/毒親相談対策ブログ 相談実績5000件超の公認心理師/行政書士 佐藤千恵

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家族問題/DVモラハラ/毒親問題専門 公認心理師/行政書士
【メディア掲載】
光文社女性自身 「モラハラ夫に気をつけろ」
NTTドコモ公式サイトママテナ 複数連載
NHK あさイチ「意外と身近?”モラハラ” 夫が怖い」取材協力
講談社 現代ビジネス 執筆中

 

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事務所の特質上、記事は夫からモラルハラスメントを受けている妻と言う設定が多いです。あらかじめご了承下さい(ファミリーバイオレンスは女性が加害者となるケースもあります)

・当ブログは実際のDVやモラハラ事例を含む内容を紹介している記事が多いです。フラッシュバックの心配がおありの方はご注意下さい

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・記事の内容はあくまで執筆当時の情報、考えや経験に基づくものであることをご了承ください

・ご紹介している事例はプライバシーに配慮し過去の複数の相談事例を再構成したものです

 

 

 

 

 

 

 

みなさまこんにちは、

 

いつもブログにお越し下さいまして

どうもありがとうございます。

 

 

 

新年度が始まって最初の一週間も、

水曜日で折り返しですね。

 

 

新入社員の方は新人研修だったり、

 

それ以外でも新年度のあれこれで

バタバタの方も多いと思います。

 

 

週の後半、

何とか一緒に乗り切りましょう。

 

 

 

さて、本日の記事です。

 

 

 

 

暴力や虐待が起こる関係性では

 

「境界線のあいまいさ」

 

が語られます。

 

 

 

加害者側の不全感や怒り、苛立ちや

不安と言った感情、

 

これは本来

それを抱えている本人の感情なので、

 

それを解消したいなら本人が

自分で取り組むべきことなのですが、

 

そうせずに

他者への支配や依存を選ぶ者がいる。

 

 

自身の苛立ちや怒りを

 

「お前のせいだ」

 

と、

境界線を乗り越えて相手の責任にする。

 

 

自分の不安を直視しない為に

他者を支配し安心感を得ようとする。

 

 

自分の不全感を埋める為に、

 

境界線を犯して他者の自己決定権を

奪ったり、

他者に代理行為をさせようとする。

 

 

 

そんな加害者側の

 

「境界線のあいまいさ」

「境界線の引けなさ」

 

を感じる事の一つが、

 

DVモラハラの夫との

離婚の時です。

 

 

 

 

離婚すると言う事は、

 

イコール他人になる、

家庭としても別世帯となる、

 

と言う事です。

 

 

 

しかし弊事務所のクライアントさんの

中には、

 

離婚予定、または離婚済みの

DVモラハラ夫から、

 

「離婚しても、

俺たちは家族だよな」

 

「離婚は形式的なもので、

俺たちの関係は変わらないと思っている」

 

と言われた。

 

 

それ以外には、例として、

 

 

再婚禁止を言われた、

 

名字(姓)を変えるなと言われた、

 

遠方への引っ越しはするなと

言われた、

 

ここに住め(元の自宅など)と

指定された、

 

など。

 

 

「働け」、

もしくは「その仕事は辞めろ」と

言われた。

 

 

 

婚姻中に家事育児を妻任せにし

子どもの食事を気にかけた事もないのに、

 

離婚が決まった途端に

 

「子どもには〇〇を食べさせて

やってくれ」

 

等と食事内容を指定してきた。

(妻は既にその〇〇は以前から

栄養の為に食べさせているし、

栄養バランスを考えた食事を

子どもに提供している)

 

 

 

離婚前に最後にモラ夫と会った時、

 

「分かんない事あったら

電話していい?」

 

「今から俺の家に来て、

〇〇するのを手伝って欲しい」

 

と言われた方も。。

 

 

 

 

何て言うか、

 

「離婚して他人になる」

「別世帯である」

 

ということを

どこまで理解できているのか。。

 

心配になりますよね。

 

 

 

通常、他人や別世帯の人に、

 

「自分たちは家族だよな」

 

と言ったり、

 

名字を指定したり

仕事をしろとか辞めろとか、

 

口出ししないですよね。

 

 

 

例えば

 

「名字を変えるな」や

「引っ越すな」などは、

 

調停でも言って来るモラ夫が

少なくない様で、

 

調停委員さんが、

 

「それは離婚後の元配偶者が

どうこう言える事じゃないから、

気にしなくていい」

 

と言ってくれた、

 

そんな調停でのエピソードを

話して下さったクライアントさんも

複数いらっしゃいます。

 

 

 

確かに元家族、元夫婦、という

関係性はあるでしょうが、

 

しかしそれが、

 

相手の自己決定権を奪っていい

理由にはなりません。

 

 

 

最後の

 

「分からない事があったら

電話してもいい?」

 

については、

 

「元妻との間に、

分からないことがあった時に

頼りあえる関係性を築く努力を

してきた?」

 

と思います。

 

 

 

弊事務所は

「夫からのDVモラハラ」事案が

多いので

ここではモラハラ夫の例を出しましたが、

 

デートDVなどで

彼女から依存されて困っている、

 

そんなお話を聞くこともあり、

 

男女関係なく「境界線」は

健全な関係性の為に必要なことだと

実感します。

 

 

さらに言えば、

 

夫婦や親子、

近しい関係性である家族ほど、

 

しっかり「相手との境界線」を

意識する必要があると感じますし、

 

やはりDVやモラハラをする方の

他者との境界線はあいまいだな、

 

そんな風に思います。