「私は忘れていない」~モラルハラスメント | 相談実績5000件 DVモラハラ虐待 家族問題専門カウンセラー/行政書士

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家族問題/DVモラハラ/毒親問題専門 公認心理師/行政書士
【メディア掲載】
光文社女性自身 「モラハラ夫に気をつけろ」
NTTドコモ公式サイトママテナ 複数連載
NHK あさイチ「意外と身近?”モラハラ” 夫が怖い」取材協力
講談社 現代ビジネス 執筆中

 

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事務所の特質上、記事は夫からモラルハラスメントを受けている妻と言う設定が多いです。あらかじめご了承下さい(ファミリーバイオレンスは女性が加害者となるケースもあります)

・当ブログは実際のDVやモラハラ事例を含む内容を紹介している記事が多いです。フラッシュバックの心配がおありの方はご注意下さい

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・記事の内容はあくまで執筆当時の情報、考えや経験に基づくものであることをご了承ください

・ご紹介している事例はプライバシーに配慮し過去の複数の相談事例を再構成したものです

 

 

 

 

 

 

 

みなさまこんにちは、

 

本日もブログにお越し下さいまして

どうもありがとうございます。

 

 

本当にここ数日は

一気に春めいてきましたね~。

 

 

福岡の桜の開花予想が16日で、

 

え、もう3日後!?

 

という感じです。

 

 

今年は久しぶりに

露店がでるお花見が出来そうで、

 

私もチャンスがあったら

舞鶴公園あたりに

お花見しに行きたいなぁ、

 

そんな風に思うこの頃です。

 

 

 

 

さて、本日の記事です。

 

 

 

少し前に初めてのカウンセリングを

させて頂き、

 

その後数回の面談を

させて頂いているAさん。

 

 

初回カウンセリングの終了時に、

 

「良かったら、

私の経験もブログに書いて下さい」

 

「ちょっと、

先生のブログの”Aさん”に

なってみたいなと思って。笑」

 

と、まさかの

ありがたいお申し出を頂きました。

 

 

 

そこで本日は、

こちらのAさんのご経験を

記事にさせて頂きたいと思います。

 

 

 

 

Aさんは、

 

結婚後から長きに渡り夫から

DVモラハラを受け続け、

 

子どもが生まれてからは

それがますます酷くなりました。

 

 

その後紆余曲折がありましたが、

 

ある時

子どもに直接的に悪影響を及ぼす事を

モラ夫がやったため、

 

これが決定打となり

Aさんは家をでます。

 

 

そしてその後、

 

そこそこの期間の別居を経て

少し前に離婚が成立しました。

 

 

 

先に記した通り、

 

Aさんはモラ夫と「そこそこの期間」

別居をしました。

 

 

離婚を希望するAさんに対して、

元夫が

 

「それだけは無理」

「考え直して」

「許してもらえるまで謝るから」

 

と主張し、

 

なかなか離婚を受け入れて

貰えなかったからです。

 

 

 

別居期間がそれなりにあった為、

 

その間Aさんは元夫と

共通の知人を挟んで

数回話し合いをしました。

 

 

 

「許してもらえるまで謝る」

 

といった元夫は、

 

確かに何度も何度も謝罪の言葉を

口にはしていたようです。

 

 

しかし、

 

「何について謝っているの?」

 

「じゃあ、

今後同じことを繰り返さないために

これからどうするの?」

 

という事については

具体的なことを言わないまま

時間だけが経過して。。

 

 

間に入っている共通の知人ですら、

 

「あれはもう、無理だと思う」

「まさかあんなに話の通じない人

(モラ夫のこと)とは思わなかった」

 

という程度には、

 

Aさんと元モラ夫の話し合いや

認識はかみ合いませんでした。

 

 

 

そんなある時、

 

とうとう元モラ夫がこんなことを

言いだす様になりました。

 

 

「こんなに謝っているのに

許さないって、

そういうお前(Aさん)もどうなの?」

 

「子どもだって謝れば許すのに、

お前はそれができないんだな」

 

「お前さえ俺を許せば元通りの生活に

戻れて、

俺もお前も子どもも俺たちの親も

みんな丸く収まるのに」

 

と。

 

 

 

この発言を聞いた時、

 

Aさんの中にほんの少し、

 

ほんの1ミリや1ミクロンだけ

心の底に残っていた、

 

「モラ夫とのやり直しの可能性」

 

が完全に消え去り

気持ちが吹っ切れたそうです。

 

 

 

と言いますのも、

 

「謝っても許さない」

 

ということを

長年家族にしてきたのは、

 

他の誰でもなく

元モラ夫だったからです。

 

 

大人同士であれば、

 

時に取り返しのつかないことや

謝ったところで

何でも許してもらえる訳ではない、

 

そういうことは分かる。

 

 

 

けれど元モラ夫は、

 

「謝っても許さない」

 

を、

幼い我が子相手にもやって、

 

子どもが

怒るモラ夫に怯えていようが、

 

泣いて謝ろうが、

 

キレるばかりで

一向に許さないし、

 

「何が悪かったのか」

 

を伝える事もしない。

 

 

Aさんから見ると、

 

「ただモラ夫の虫の居所が悪くて、

 

それで怒鳴る切っ掛けを見つけて

子どもに八つ当たりしているだけ」

 

の様に見えることもありました。

 

 

まだ善悪の区別もつかない

幼い子どもには、

 

謝ることを教えながら、

 

何が良くなかったのかを

考えることや、

 

反省の仕方など、

 

そういうことも親として、

 

年齢や成長に合わせて教えて

あげて欲しかった。

 

 

けれどモラ夫が子どもに

 

「謝ったら許されると思わせるのは

子どもに良くない」

 

と、一見子どものしつけの為を

装って言っているとき、

 

そこには明確にモラ夫の

”意地悪な心”や

”イライラをぶつけている感じ”

 

が見て取れたのだそうです。

 

 

 

「モラ夫が謝る子どもを

突き放すときの、

 

楽しさを隠し切れないような

意地悪なあの笑顔。。

 

半笑いの感じで

『謝れば許してもらえると

思うなよ』

といったあの言葉。

 

私は決して忘れていません。

 

それなのに元夫は別居後、

 

『謝っているんだから許せ』

と私に言ってきたんです。

 

自分がしてきたことを

すっかり

忘れているとしか思えません」

 

 

そしてカウンセリングの中で、

 

「あ、そっか。

元夫は自分がしたことを

ちゃんと覚えていないから、

 

だから謝罪もとんちんかん

だったんだ。

今わかりました」

 

とAさん。

 

 

 

 

自分より立場が弱い子どもに、

 

「謝ったって許さない」

 

をやっておきながら

自分がしたことについては

 

「謝ったんだから許せ」

 

と主張した元モラ夫。

 

 

分かりやすいダブルスタンダード

ですし、

 

まさに

 

「やった側は忘れるけれど

やられた側は忘れられない」

 

のいじめの構図と同じですよね。

 

 

(ちなみに念のためですが、

 

私自身の価値観としては

”謝っているのだから許せ”

”謝っても許さない”

のどちらでもありません。

 

許せるかどうかは

された出来事の大きさ、

相手の反省具合、

謝罪の内容に納得できるか、

これらによるので

一概に言えないと思っています)

 

 

 

Aさん、

 

今回は大切なご経験を

みなさまとシェアする許可を下さり

どうもありがとうございました。

 

 

離婚から少しの時間を経て、

 

ようやく

「自分のケアに時間とお金を使って

いいんだと考えられるようになった」

 

そうお聞きして嬉しかったです。

 

 

これから少しずついろいろな部分を

整理して、

 

Aさんが楽に生きていかれる

サポートが出来たらと思っています。

 

 

この度は

どうもありがとうございました。