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みなさまこんにちは、
何時もブログにお越し下さって
どうもありがとうございます。
さて、
今日はネットで見つけた
こちらの記事を→
みなさまとシェアさせて下さい。
詳細は記事をご一読頂くのが
早いのですが、
要約すると、
「シンガポールに住む17歳の少女が
ブランドの8,000円のバッグを手に、
『父親が人生初の
高級バッグを買ってくれた』
と喜びと共にSNSに投稿したところ、
”これは高級バッグじゃない”
”誰か(高級バッグじゃないと)
教えてあげたら?”
といった
からかいの対象になった。
少女の家庭は、少女曰く
”あまりお金がなくて”、
他国からシンガポールに移住した後は
ギリギリの暮らしをしていた。
そんな中で父親が頑張って働き
買ってくれたこのバッグは
少女が持っている中では
一番高級なもので、
少女は父親がこのバッグを
買ってくれたことに感謝している、
と毅然とした対応をした」
ちょっとうまくまとめられない。。汗
記事の中の少女の発言が
とても素敵なので、
良かったら記事を先に読んで
頂きたいです。
この記事を読んで私がまず
感じたことは。。
なんといいますか、
言葉の表層しか捉えられない人が
増えたのかな??
なんだか寂しいな。。
そんな風に感じました。
(そういう人は以前から一定数いて、
それがSNSで可視化されるように
なっただけかも知れませんが)
17歳の少女が8,000円のバッグを
「父に高級バッグを買ってもらった」
と喜んでいた時、
恐らく少女より年上と思われる大人が、
”少女の気持ちや背景”
に思いを馳せて対応するのではなく、
反射的に
「いやそんなの高級バッグじゃ
ないし」
「高級バッグを知らないんじゃないの?」
と、
からかったり冷笑するような
反応をすることが、
本当に寂しいです。
そもそも「高級」って、
ただ単に金額だけをさして言う
概念でしたっけね。
この少女には少女の人生の物語が
あって、
そんな少女にとっては
”父親が一生懸命働いて買ってくれた
8,000円のバッグ”
は、
何より高級なのだと思います。
そんな少女に対して、
「良かったね」
「うれしいね」
「大事にしたいね」
という共感や寄り添いの前に、
見下しやからかいが来る世界。。
う~ん、やっぱり寂しい。
しかし同時に、上記の記事によると
少女を擁護する書き込みも
あったとの事で、
そこにはホッとする思いがします。
私は仕事柄、
夫のDVやモラハラに長く苦しみ
やっとの思いで
別居や離婚をした後の、
母子家庭になったクライアントさんから
以下の様な
お話をお聞きすることがあります。
「今まで父親(モラ夫)が怖くて
消極的だった子どもたちが、
先日
『ママは座ってて』
と私を休ませてくれて、
兄弟で一生懸命
お味噌汁とチャーハンを作って
出してくれました。
すごくおいしかったです」
「先週のお休みの日、
子どもが学校で習ったからと
朝ごはんにお味噌汁を作っくれて、
卵とご飯を用意して
一緒に卵かけご飯を食べたんです。
おいしかったなぁ。。」
ここで語られる
お味噌汁もチャーハンも
卵かけご飯も、
決して「高級料理」では無い。
確かにそうかも知れません。
でも、
この親子(母子)にとっては
どんなレストランの中華よりも、
どんなプロが作る和食店の
お味噌汁よりも、
きっと上等で美味しかっただろうなと
想像ができます。
もちろん、
巷で言われる
「高級ブランド店」
にも創業者の理念があって、
その思いを長年積み重ねることで
信頼となり、
ブランドとしての価値になった、
そういう背景があると思います。
その物語は
大切に尊重したいです。
しかし同時に、
何にどれだけの価値を置くかは
その人による。
金額が高級かそうでないかの
基準になる人もいるでしょうし、
例えば大切な人が手作りしてくれた物が
自分にとって
何よりの高級品で大切なもの、
そういう人もいるでしょう。
その人が持つ背景によって、
物の価値は様々となる。
ただそれだけのことですが、
その背景に思いを馳せる
想像力が無いと、
これは分からないことなのかも
知れません。
