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みなさまこんにちは、
本日もブログにお越し下さいまして
どうもありがとうございます。
弊事務所では
「夫からDVモラハラを受けている」
と言うご相談が最も多いのですが、
家庭内モラハラの例として
以下の様に例えられる事があります。
(色々な例えが使われますが、
本日は「ビール」を例にします)
モラ夫が夕飯を食べようと
食卓について一瞥して、
「ビールが出てない!」
と怒鳴った。
「仕事で疲れて帰ってきた夫に
ビールを出す程度の事もしないなんて
気が利かない!」
と怒鳴るモラ夫に
妻はひたすら謝って、
急いでビールを用意した。
翌日、
妻は昨日のことがあったので
ビールを食卓に用意しておいたら、
今度もモラ夫は食卓を見て
怒り出した。
「休肝日も必要なのに
毎日ビールばかり飲ませて
お前は俺を殺す気か!?」
妻は慌てて謝りながらビールを片付ける。
翌日、妻は夫に直接聞く事にした。
「今日はビールのむ?」
普通に聞いただけなのに
モラ夫は、
「そんな事も
聞かないと分からないのか!?
普通聞かなくても分かるだろう!」
とやっぱり怒り出した。
その翌日は
いよいよ正解が分からなくなった妻が
黙っていたら、今度は、
「何も用意してくれないし
何を飲むか聞いてもくれない!
俺は好きなお酒も自由に飲めない」
と責められた。
妻はもう頭が真っ白で、
どうしたら良いのか分からなくなった。
何をしても怒られるので、
怖さと緊張とパニックで
自分では何も考えられなくなってきた。
でも、
何も考えなくなったら
怒られても責められても
あまり何にも感じなくなって、
少しだけ楽になった。
自分で考えて行動した結果
否定されると傷つくけれど、
最初から考えなければ
少なくとも自分の考えを否定はされない。
何をしても怒られ責められるなら、
少しでも楽な方がいいと思った。
だけど。。
自分で考える事がしにくくなると、
生きている実感みたいなものも
薄れると言うか、
自分でも自分の気持ちや考えが
分かりにくくなって行ってしまった。。
家庭内でモラハラを受け続けると、
この様な事が起こりかねません。
上記ではビールを例に出しましたが、
同じように例に出されるものとしては
エアコンや「おかえり」の挨拶なども
あります。
エアコンの例→エアコンを付けていると
「まだエアコンいらないだろ!
少しは節約しろ!」
と怒られて、
なのでエアコン使うのを我慢していたら
今度は、
「こんなに暑いのにエアコンも使わない
なんて、
お前は家族を熱中症で殺す気か!」
と責められる。
なので次の時には
「暑い?エアコン付けようか?」
と聞くと、
「聞かないと分からないのか!」
とやっぱり怒られる。。と言う例。
「おかえり」の例→モラ夫が帰宅した時に
明るく「おかえり」と言ったら、
「お前は能天気でいいな」
「お前ってほんとバカっぽいな」
等と嫌味を言われた。
なので翌日は少し落ち着いた声で
「おかえり」と声をかけてみたら、
「仕事で疲れて帰って来たのに
辛気臭いんだよ!」
と怒られた。
自分なりに普通のテンションで
「おかえり」
と言っても、それはそれで
「もっと明るく迎えられないのか!?」
と怒られる。
出迎えなければそれもそれで
不機嫌になられるし、
もうどうしたら満足してもらえるのか
分からない、という状態。
考えても考えても正解が分からず
いつも怒鳴られ、
怒られ、
不機嫌になられ、
否定され。。
これでは気持ちが途切れてしまっても
無理もないですよね。。
まずは、相手がモラハラの場合
(モラハラさんは男女関係なく)
「相手の正解を引く」
と言う事自体無理があるということ、
モラハラさんの設定するゴールは
常に動くことに気付く必要がありますが、
日々家庭内でDVモラハラを
受け続け責められている状態では、
そこまでたどり着くのも
なかなか難しいのですよね。
結果、冒頭の例で紹介したように
「もう考えられない」
「自分で考える事を止める」
「自分の考えを持つのを諦める」
と言う状況に
陥ってしまいかねません。
自分で考えて行動して否定される
辛さや傷つきを回避する為に
自分の考えを持たない、
と言う事が安全策になってしまう。。
とてもよくない状況です。
DVやモラハラ、虐待などの
被害経験のある方をサポートさせて
頂いていて、
特に危機的に感じるのは、
「ご本人が、
自分でも自分の気持ちが分からない。
自分がどうしたいのかが
自分でも分からない」
という状態です。
そして「自分の考えを持つのを止める」と
言う状況は、
この状態に繋がりやすい
非常に危険な状況であると感じています。
本日も最後まで読んで下さり
どうもありがとうございました
行政書士/公認心理師
佐藤千恵
