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みなさまこんにちは、
いつもブログにお越し下さって
どうもありがとうございます。
それにしても毎日暑いですね。。
みなさま体調はいかがでしょうか。
そして本日(8月6日)は、
広島に原爆が落とされた日。
原爆投下時間には黙祷し、
平和を祈りたいと思います。
さて、本日の記事です。
先日、
↑こちらの記事をアップしました。
この記事の中でも触れていますが、
DVモラハラや虐待、
ファミリーバイオレンスを受け続けると、
人が必要とする尊重や安全、尊厳などについて
「最低限」の線引きがかなり低くなってしまう。
そういうことが起こります。
本日の記事も、
こういう感覚になってしまう所と
重なるお話かと思います。
「自分の意思で”Yes””No”を言っていいって、
勿論分かっています。
でもそれは一般論の範囲と言うか、
『私にはNoを言う権利はない』
ってずっと思っていました。
実際私がNoを言える環境では無かったし」
「ママ友と話していて、
ママ友が
『疲れたから昨日はパパに子どものお世話を
頼んだの』
とか、
『ご飯作りたくないから、
昨日は夫に言ってデリバリーにしちゃった』
とか、
そういう話を聞くと本当にビックリします。
『私にはそれは無い』って言うか、
子どもの世話は私だし、
夕飯を夫に頼んでデリバリーとか絶対無理
なんです」
「夫や子どもは家の中でも
『疲れた~』って言ってゴロゴロしたり、
昼寝したりもしています。
でも、私には『疲れた』って言う権利は
無いっていうか、
とにかく
『私にはそれは無い』って思うんです」
「夫にDVされたときも
夫の浮気が分かったときも、
辛くて苦しくて仕方なかったです。
でもそういう時、
夫から否定された言葉が浮かんで。。
私が至らないから悪いんだ、
だから私には『辛い』って言う権利はないと
思っていました」
「結婚前は毒親に、
結婚してからはモラ夫に、
ずっと『お前が悪い』『お前のせいだ』って
言われて来たから、
だから辛い事苦しい事悲しい事、
全部私のせいだとずっと思っていました。
弱音を言う権利はみんなにはあるけれど
自分にはないと思っていました」
これらの発言は、
これまでいわゆる毒親持ちの方や
夫からのモラハラに苦しんできた
女性達からお聞きしてきた言葉です。
Noを言う権利、
自分の意見を言う権利、
辛い、疲れた、悲しいなど、
特にSOSが必要な時の意思表示。
そういう物の全般が、
「周りの人はあるけれど、
でも自分にはない」
と思ってしまっている方が、
DVモラハラや虐待、
ファミリーバイオレンスを専門に
語って頂く場には、
少なからず存在しています。
これはもう、
人権の問題でもありますよね。。
最初の方の語りにもありますが、
世の中的にはYesもNoも、
自分の意思を示して良いとされている事は
(知識として)知っている。
だけれど、
実際自分が生きてきたこれまでにおいて、
「私のNoは尊重されなかった」
という事実がある。
その積み重ねがある所に、
更に毒親やモラ夫からの否定や非難が
日常にあって。。
そうしたらやがて、
「私にはない」
って最初から期待しない、
諦めてしまった方がいっそ楽だ、
そう考えてしまうのも
無理の無い事と思います。
この様なケースでは、
(と言いますか、
ファミリーバイオレンス案件全体に
大切なことですが)
肯定的需要や共感と共に
傾聴することにプラスして、
心理教育が大切だと感じます。
「あなたがこう考えてしまうのには
理由がある」ということ。
ファミリーバイオレンスの力動の中で
構造的に、
あなたはその役割を背負わされていた。
客観的に家庭環境や
夫婦、家族の関係性を見直す事で、
そういう点に
気付けることがあります。
知識は力です。
必要な方は、
是非カウンセリングなどの
専門のサポートに繋がって頂きたいです。
本日も最後まで読んで下さり
どうもありがとうございました
行政書士/公認心理師
佐藤千恵
