新たな意味づけを支える~モラルハラスメント | モラハラ/毒親相談対策ブログ 相談実績5000件超の公認心理師/行政書士 佐藤千恵

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家族問題/DVモラハラ/毒親問題専門 公認心理師/行政書士
【メディア掲載】
光文社女性自身 「モラハラ夫に気をつけろ」
NTTドコモ公式サイトママテナ 複数連載
NHK あさイチ「意外と身近?”モラハラ” 夫が怖い」取材協力
講談社 現代ビジネス 執筆中

 

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みなさまこんにちは、

 

いつもブログにお越しくださいまして、どうもありがとうございます。

 

 

いつもコメントや「いいね」を付けて下さるみなさま、

どうもありがとうございます。

 

 

 

今日から12月ビックリマーク早い~あせる

 

福岡は極寒で12月に突入しましたが、

今日は全国的にも寒さが厳しいようですね滝汗

 

 

みなさま風邪などひかない様に、お身体大切にお過ごしくださいね黄色い花

 

 

 

さて、本日の記事です。

 

 

 

 

私の様にファミリーバイオレンス界隈で仕事をしていると、

 

胸が痛みますが、どうしても、

 

ある日暴力を振るう家族の元を夜逃げ同然で逃げ出さざるを得ない、

 

そう言うケースに遭遇する事があります。

 

 

 

以降は弊事務所で取り扱いが多い「夫がDV」という例で記しますが、

 

DVモラハラ夫がある日いつも以上に大暴れし、

妻も子どももその暴力によって安全ではない(危険な)状態になった。

 

 

やむを得ず警察を呼ぶと夫はその警察にまで食って掛かる状態で、

 

警察から「もう、今日はこのまま家を出て下さい」と言われてしまい子どもを連れて家を出た後、

そのまま自宅に戻れなくなり、別居状態に突入となったケース。

(要は、ちゃんと心の準備が出来ていないまま「別居した」というより「別居になってしまった」というケース)

 

 

夫(子どもから見ると父)からの長年のDVモラハラによって、子ども達も限界を迎えて母親に、

 

「ママ、もういいよ」

「もう家に帰って来たくないよ」

「ママ、もう離婚していいよ」

 

等と伝えて、その後に別居や離婚となったケース。

 

 

 

子ども目線で見た時に、

 

本当に様々ではありますが中には子どもが心の中に理不尽や悲しみ、怒り、罪悪感などを抱えることがあり、

 

非常に複雑な心境を過ごす子ども達。。

 

 

 

こんなとき、大人に出来ることは何があるだろうと考えます。

 

 

まず大切なことは、家庭内の安心安全な場にすること。

 

 

でもそれ以上のことは。。せめてその子に寄り添って見守る位で、

 

実際は子ども自身が成長したり前に進む力が大きくて、案外大人ができることって少ないのかな、と感じることもあります。

 

 

 

そんな中で、一つ「これは大人ができる支えかな」と感じるのは、

 

本日の件名の通り、

 

「出来事の新たな意味づけを支える」ということです。

 

 

 

これはお子さんの年齢によって関わり方がだいぶ違ってくるのですが、

 

例えば親の離婚で学校を転校せざるを得なくなったお子さんがいた時、

 

どうしても転校による負担に目が向きがちになると思います。(これは自然な事で、当然のことですよね)

 

 

そんな時、

 

「どうして自分が転校しなくてはならなかったんだろう」

 

という思いに対し、

 

「あなた(子ども)のせいでは無いよ」

 

ということと同時に、

 

「みんな、あなたの安全を守りたかった」

 

ということを伝えてみたりします。

 

 

出来そうであればここで同時に、

 

家庭内の安心安全の価値や、関係性が安全であることの価値についても一緒に話したりもします。

 

 

 

「自分が離婚していいって言ったから、親は離婚になってしまったのではないか」と不安や罪悪感を抱えているお子さんのケースでも、

 

「そんなことは無いよ。この離婚は(別居は)あなたのせいじゃないよ」

 

という事を伝えた上で、

 

「離婚を言ったのはきっと、あなたがこの環境は安全じゃないよって知らせようとしてくれたんだね」

とか、

 

「お母さん(場合によっては妹を、弟を、など)を守ろうとしてくれたんだね」

 

「家族の安全を考えてくれたんだね」

 

「これ以上家の中で怖いことが(暴力が、悲しいことが、など)起きないようにって考えてくれたのかな」

 

等と伝えることもあります。

 

 

 

 

子ども達の心の痛みや辛さをどこまで軽減できるかは分からないけれど、

 

それでも、

 

「あなたのせいじゃないよ」という事と、

 

その上でなるべくポジティブな新しい意味づけに導けるような、そんな支えがいいかな、と手探りながら思っています。

 

 

 

 

子ども達のお話を聞かせて貰える立場になって学んだことは、

 

子ども達って大人が一瞬

 

「そんなことでこんなに大きく悩んでいたの!?」

「そんなことをこんなに真剣に考えていてくれたんだ」

 

と思ってしまう様な些細な行動、言葉、あの時言った一言を、長く抱えて悩み続けていることがあるということです。

特に、家族や仲の良い友人など、大切な人との関係のことで。

 

 

子どもにとって、これは決して「些細なこと」では無いということです。

 

 

イザと言う時に子ども達を支える為には、

「支える大人」として子どもから信頼されていることが重要だと思っています。

 

 

必要なことは、

 

子どもが安心して話せる関係性の価値を理解し、普段からそう言う関係を大切に作り上げていること。

 

 

そしてそのためには、子どもにとって安全な大人であり続けることが大切だと感じます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本日も最後まで読んで下さり

どうもありがとうございました

 

行政書士/心理士

佐藤千恵