「だったらやめろ」「だったら最初からするな」~モラルハラスメント | モラハラ/毒親相談対策ブログ 相談実績5000件超の公認心理師/行政書士 佐藤千恵

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光文社女性自身 「モラハラ夫に気をつけろ」
NTTドコモ公式サイトママテナ 複数連載
NHK あさイチ「意外と身近?”モラハラ” 夫が怖い」取材協力
講談社 現代ビジネス 執筆中

 

 

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ある日のご相談場面での一コマです。

 

 

 

 

お子さんが塾に通いたいと希望したため、

 

モラ夫にもそれを伝え了承を得た上で

子どもを塾に通わせ始めたAさん。

 

 

 

塾に通い始めてからしばらくして、

モラ夫がお子さんに、

 

「だったら塾なんてやめちまえ!」

 

「誰が金払ってると思ってるんだ!」

 

「もう明日から行かせないからな!!」

 

などとキレて怒鳴り始めました。

 

 

大声で罵倒され塾もやめさせると言われたお子さんは

大泣きしています。

 

 

 

Aさんがお子さんをなだめ、

落ち着いてから何があったのかをお子さんに聞いたところ。。

 

 

その日、たまたまリビングのテーブルで

塾でやったミニテスト(?)の様なものの復習をしていたら、

 

お子さんがテストで間違えた箇所がある事に、

 

「なんで間違えてるんだ!」

「なんで出来ない!」

 

とモラ夫が怒りだしたのだそうです。。

 

 

「息子としては、テストで間違えたからこそ復習して

次の塾の時に先生に見てもらうつもりだったみたいなんですけどね。。」とAさん。

 

 

 

お子さんが通っている塾はある程度「先取り学習」をしていて、

 

なので塾のテストでは間違えてもOK、

そこでちゃんと復習をする事によって、

学校の(内申点に繋がる)テストではしっかり出来る様にしよう、

 

という為のテストなのだそうです。

 

 

なので間違えても別に問題ないと言うか、

 

むしろこの段階で苦手な部分を知ってきちんと復習する事の方が大切、

という位置づけのものだそうです。

 

 

しかも、

塾に通い始めてからお子さんは家でも勉強を頑張っていて、

 

実際にテストの点数も上がったし、

 

学校の先生からも塾の先生からもしっかり取り組めていると褒められていて、

Aさんもちゃんと出来ているとお子さんの姿勢を認めている所でした。

 

 

 

なのにモラ夫だけがテストでの間違いを執拗に責めて、

 

「できないなら最初から行くな」とか、

 

「塾を止めさせてやる」「誰が金出してると思ってるんだ」とか

お子さんを責めている。。

 

 

 

単に「モラ夫の思った通りでは無い」と言うだけで、

 

客観的にお子さんはテストの点数が上がり、

学校の先生も塾の先生も(そしてAさんも)認めているのに。

 

 

せっかくやる気を出して復習しているお子さんの気持ちが萎えるでしょうし、

 

本当にガッカリしますよね。。

 

 

 

 

 

 

スポーツや芸術系の習い事でも、

 

「1位じゃなかった」

 

「優勝できなかった」

 

「金賞も取れないなんて」

 

と言っては、

Aさんのケースの様に、

 

「結果が出せないなら最初からやらない方がマシだ」

 

「お前の習い事にいくらかかってると思ってるんだ」

 

「真面目にやらないならやめちまえ」

(お子さんは真面目にやってる)

 

 

等と、

モラ夫から責められているお子さんのエピソードを

お聞きする事があります。

 

 

こう言うエピソードをお聞きすると、

 

子どもの為と言うよりは

「自分の希望通りの結果を出させるため」

「自分の承認欲求を満たすため」


に習い事やスポーツをさせているの?

 

と感じてしまうこともあります。

 

 

 

どの子も一生懸命に取り組んでいる習い事やスポーツでは、

 

そう簡単に優勝はできません。

 

 

でも子どもの間であれば、

 

一生懸命にやることや努力する事の大切さ、

 

こう言うことの価値を知るのも大切な教育だと、個人的には思っています。

 

 

 

そして周囲の大人の側にとっても、

 

うまく行っている時に応援するのはある意味やりやすいことですが、

 

結果が出ない時や勝てない時、

どんな時でも変わらずに応援し続ける事が、

 

本当の意味での応援だと思っています。

 

 

何事もいい時ばかりでは無いですものね。

 

 

 

 

 

勉強も、スポーツも、習い事も何であっても、

 

子ども自身が「がんばろう」と前向きに取り組めることや、

コツコツと努力が続けられていることは、

 

とても尊いことだと思います。

 

 

 

「親に喜んでもらいたい」という思いは子どもが頑張る時の

一つの大きな動機付けになるのは確かで、

 

同時に年齢や発達段階にもよりますが、

成長すればするほど、

 

子どもが自分の為よりも

「親の望む結果を出すため」「親の希望を叶えるため」

が動機の大半を占めているとしたら、


それは少々不健康と思います。



「親を喜ばせたい」や「誰かのために頑張る」は、


自発的にそう思うのは良いですが

押し付けられたら苦しいですよね。

 

 

 

少なくとも、

 

頑張っても結果が出ない時もあるし、

 

勉強している中では間違える事もあるのが当然で、

 

それを教え、そんな時にどうするかを一緒に考えるのも大切な事と思います。

 

 

 

常に間違えない事、常に結果を出す事(それもモラ夫の望む結果)を

求められ続けることはとても苦しいですし、

 

それが続けば

好きで始めた事も嫌いになってしまうかも知れません。

(そういうお子さんも実際に見させて頂いたことがあります)

 

 

 


 

その子がしっかり努力をしたのであれば、


まずはそれを受け止めて認めてあげて欲しいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本日も最後まで読んで下さり

どうもありがとうございました

 

行政書士/心理士

佐藤千恵