夫婦や親子、カップルなど、
非常に近しい関係になると、
愛情と支配や執着の境界線が
時折あいまいになってしまいます。
一つの目安としては、
「相手を自分の思い通りにしたい」
「相手は自分の言う事を聞いて当たり前」
と思う様になってしまったら、
それは愛情ではなく支配の始まり
かも知れません。
例え
「相手の為に」
言っている事、している事だとしても、
です。
未成年の子どもと親、と言う関係の場合は
子どもの未熟さを親が補う必要があるので
少し難しい部分もありますが、
お互いに成人している親子や夫婦、
カップルの場合、
そして相手が未成熟の子どもであっても、
どんなに近しい関係にある相手でも
相手の自己決定権を侵害しない、
相手の考えや気持ちを尊重する、
こういう事は必要です。
相手が配偶者や交際相手、子どもであれば
相手の自己決定権を取り上げて良い、
と言うことは無いのです。
私の専門分野で例えるなら、
モラハラ夫に
「お前の為に言ってやっているのに」
「君の為にも、
君は黙って僕の言う事を聞けば良い」
「俺位しかお前にこんな事を
言ってくれる人はいないんだぞ」
等とお為ごかしを使って
モラ夫の考えや意見を押し付けられている
妻の方は少なくありません。
考えや意見を押し付ける事は、
相手の気持ちや考えを尊重しない
態度です。
「君が僕に従ってさえいれば
家の雰囲気がこんなに悪くなる事はないのに」
「僕を怒らせたくないなら
僕のニーズにちゃんとこたえて」
「お前が俺について来れるかどうかだ。
ついて来れないなら離婚だ」
「俺に意見するならもう出て行ってくれ」
等と、
家庭内の悪い雰囲気や離婚の責任を
分かち合わず全て妻に背負わせ、
結果、
妻から「夫の意見に従う」以外の選択肢を
選びにくい状況に追い込むケースもあります。
夫婦と言えども違う人間ですから、
意見が異なる事はある意味当たり前の
事です。
夫と意見が異なる事は、
妻が夫を大切にしていない事と
イコールではありません。
異なる意見を持つことは、
夫に歯向かう事でもありません。
しかしご相談業務で伺うモラ夫の言動を
お聞きしますと、
モラ夫は「妻が異なる意見を言う」ことや
自分の意見に妻が無条件に賛同しない事を、
どうやら
「俺を大切にしていない」
「反抗している」
等ととらえる傾向が強い様です。
相手と意見が異なっても、
相手を大切にすることはできます。
夫婦で意見が違ったときでも、
お互いを尊重しあう事はできます。
相手を尊重したり
相手の自己決定権を大切にすることが
できず、
相手を自分に都合良く
思い通りにしたいと思う考えは、
支配や暴力に繋がりやすいもので、
近しい関係性にある者同士ほど
注意が必要です。
今日も最後まで読んで下さって
どうもありがとうございました
モラハラカウンセラー
行政書士/心理士
佐藤千恵
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