長年に渡る夫からのモラルハラスメントに
耐えかねて、
妻が家を出た。
そして別居した妻は
「あなた(モラ夫)と離婚したい」
と言っている。
妻自身が手紙などでそう伝える事も
あるし、
妻が雇った弁護士を通じて
そう伝えられることもあります。
もちろんその理由として、
妻は長年のモラ夫からの心無い態度に
心身共に疲弊しきっている事、
もうモラ夫が怖くてまともな家庭生活を
送ることが困難になっている事、
モラ夫に対する愛情が無くなっている事、
モラ夫との生活が辛すぎる事、
などを伝えた上での事です。
しかし多くのケースでそんな時、
モラ夫は
「そんなのおかしい」
「妻がそんな事を言うのは変だ」
等と
まずは主張してきます。
妻の感情や考えを
「おかしい」
「変だ」
と否定してくるのです。
モラ夫側がそう主張する根拠と
しては、
「別居する前日まで普通に過ごしていた」
「妻は自分のラインにも
ちゃんと返信をしてくれていた。
俺が嫌いだったら無視するはずだ」
「前日だって、
僕と話す時に妻は笑顔だった」
等と言ったものを多くお聞きします。
そして
「妻が僕を怖いなんてあるはずない」
「妻が離婚なんて、本気なはずはない」
と。
モラ夫にとっては
「自分が正しい」
がまず真っ先にありますから、
自分にとって都合の悪い考えや感情を
妻が持つことは
「おかしい」
「変だ」
「間違っている」
事になるのですよね。
けれどよく考えて見てください。
他者がどんな感情を持とうとも、
それはその人の自由です。
それが、相手が妻になった途端
「俺を怖いと思う事が間違っている」
と言われたって、
怖いものは怖いのです。
(さらに言うと、
別居の前日まで妻がモラ夫に対して
普通の態度で接するのは、
モラ夫の機嫌を損ねたくない、
モラ夫が怖いから、
と言う考えが根底にあるのです)
「怖いと思うのは間違っているから、
正しい俺(モラ夫)の考えに合わせて
俺を怖がるのを止めて家に戻って来い」
と言われたって、
それは無理な話なのです。
まずは
自分がどう感じたかはさておいて、
「妻が自分(モラ夫)を怖がっている」
「妻を怖がらせてしまった事実がある」
「妻に家を出ていく程嫌な思いをさせた」
事を
真正面から受け止める事から始まるのです。
それすら出来ず、
(たとえ相手が妻であっても)他者の感情を
頭ごなしに否定するばかりでは、
何も前に進みません。
もっと酷いと、
妻が離婚を言いだしたことすら
「悪い支援者に騙されている」
「弁護士にそそのかされている」
「実家の親が何か吹き込んだに違いない」
と、
それすら他人のせいにするモラ夫も
これまでたくさん見てきました。
「(だから、悪い支援者を除いて)
妻と二人だけで話をさせてくれ」
「弁護士や調停委員の口からではなく、
妻本人の口から話を聞くまで納得しない」
などと、
多くのモラ夫は主張します。
どんなに妻が
「あなた(モラ夫)が怖くて仕方ないんです」
「同居中どれだけ話をしようとしても、
そんな私を無視したのはモラ夫の方です」
と伝えていても、です。
自分(モラ夫)自身に原因があることを
なかなか認めてくれないから
話し合いをしても全くかみ合わないし、
話し合いが本当に大変なのですよね。。
今日も最後まで読んで下さって
どうもありがとうございました
モラハラカウンセラー
行政書士/心理士
佐藤千恵
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