先日、カウンセリングとご相談を兼ねて
初めてお話しさせて頂いたAさん。
まだ幼いお子さんがおり、
子育てに仕事にと一生懸命な毎日を
過ごしてらっしゃいます。
Aさんが自分の夫に対して
「?」
「変だぞ?」
「そんな言い方する人だったんだ。。」
など
結婚前とは違う印象を持ち始めたのは、
妊娠してから。
そして出産後は
その違和感がどんどん大きくなってしまい、
「もう一人では抱えきれないので
とにかく誰かに話を聞いて欲しかったんです」
と言うのが、
私に連絡して下さった動機だったそうです。
Aさんのモラ夫は、
Aさんの妊娠が分かった時には
一緒にすごく喜んでくれたのだそう。
なのでAさんも心から妊娠を喜び、
我が子の誕生を心待ちしていました。
ところが。。
妊娠の週数が進み
少しずつAさんの体調や行動も以前の様には
行かなくなってくると、
モラ夫が不機嫌になったりイライラする様に
なってきたのだとか。
例えばつわりで体調が悪く動けないAさんが
モラ夫に、
「ごはんは何か買って済ませて欲しい」
と頼むと、
「はぁ!?本気かよ」
Aさんがモラ夫に
「帰宅するときに〇〇を買ってきて欲しい」
と頼むと、
「はあ!?
俺はこき使われてばっかりだな」
と。
ある休日、
どうしても体調が悪くて横になっていた
Aさんを見たモラ夫が不機嫌そうに
「はぁぁ!?」
と言って、
どこに行くとも知らせず体調の悪いAさんを置いて
出かけてしまったこともあったそうです。
次第にAさんは、モラ夫の
「はぁ!?」
と言う反応が怖くなりモラ夫の前で
ビクビクする様になり始めました。
Aさんは妊娠後期には医師から
切迫による入院を勧められるほど体調が
悪かったのですが、
それでもモラ夫は理解してくれなかった。
それなのに、
両家の両親が様子を見に来たり
Aさんを心配して電話をかけてきてくれた時は、
モラ夫は
「妊娠中の妻を気遣い
子どもの誕生を心待ちにしている
良い夫、良い父親」
として両親に対応していました。
Aさんに言う様な
「はぁ!?」
なんて威嚇するような言い方は、
両親や他者の前では決してやりません。
その後、無事に赤ちゃんを出産したAさん。
モラ夫も赤ちゃんの誕生を喜び
退院の時もニコニコして迎えに来てくれて、
「赤ちゃんも生まれたし、
これで夫との関係も少しリセットできるかも」
と期待したAさん。
しかし、
モラ夫が赤ちゃんにニコニコ対応するのは
外にいて他人の目がある時か、
赤ちゃんが機嫌よくて、
ぐずったりおむつの交換や抱っこなどの世話が
必要ない時だけでした。
今でも一番覚えているのは、
赤ちゃんのお宮参りの準備の時だそうです。
モラ夫は自分の両親には積極的に
声を掛けて、
自分の両親が来やすい時間や場所を
聞いたり、
どんな料理が良いか、写真はどうしようなどと
両親を気遣い、
両親とだけ相談してどんどん決めようと
している様に感じたそうです。
Aさんの両親はモラ夫の両親よりも
遠方に住んでいた為、
お宮参りに来るにもAさんの両親の方が
大変だと感じたAさんは、
お宮参りを色々考えてくれている事に
感謝を伝えた上で、
「ねぇ、私にも両親がいるんだから
少しは私の両親にも希望を聞いてくれないかな」
と伝えました。
すると返って来たのが今日のブログタイトルの
反応。
「はぁ!?なんで俺が」
と返って来たのだそうです。
Aさんはこのモラ夫の言葉に、
急速に心が冷えて行くのを感じました。
Aさんは薄々感じていました。
Aさんが妊娠したことも
子どもが生まれたことも、
確かにモラ夫は喜んでくれました。
けれどそれは、
モラ夫が労力を提供しない場面に
限られています。
Aさんが体調不良でモラ夫が代わりに
家事をしなくてはならないとき、
代わりに買い物を頼んだとき、
実際に赤ちゃんが生まれた後
おむつ交換や夜泣きの対応、吐いたミルクの
片付けなど、
モラ夫が実施に労力を使って世話をしなくては
ならない場面では、
モラ夫は物凄く不機嫌になったり
赤ちゃんに無関心になってAさんに
バトンタッチするだけでした。
「この人が欲しいのは
可愛がるだけの赤ちゃんなんだな、って
思っていました」
とAさんは仰います。
夫に対して急速に心が冷えたあの日から、
Aさんは最初
「子どもが成人したら離婚しよう」
と思っていたのが、
モラ夫の家族に対する思いやりの無さや
自分勝手さを目の当たりにするにつれて
「子どもが大学に入ったら離婚」
「子どもが高校生になったら離婚」
「子どもが小学校を卒業したら離婚しよう」
と、
少しずつ離婚のリミットが前倒しに
なっていったのだそうです。
これも「モラハラあるある」と言いますか、
経験者の方ならお気持ちはわかりますよね。
今現在は、お子さんが小学校に上がる
タイミングで離婚できたら、と考え、
色々と準備を進めてらっしゃいます。
モラ夫の「はぁ!?」と言う反応、
ご相談の中でこれまで複数の方から
お聞きしてきました。
この反応、
威圧的な言い方が怖いのもありますが、
「はぁ!?」の後に
「それがどうした」
「だから何だよ」
「それで?」
的な言葉が隠れている様に聞こえて、
とても無関心に突き放されたような
悲しさもあるのですよね。
Aさん、
今回はご自身の貴重なご経験を
ブログでご紹介する許可を下さって
どうもありがとうございました。
これからのAさんを応援しています。
今日も最後まで読んで下さって
ありがとうございました
モラハラカウンセラー
行政書士/心理士
佐藤千恵
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