待たせたら終わり~モラルハラスメント | モラハラ/毒親相談対策ブログ 相談実績5000件超の公認心理師/行政書士 佐藤千恵

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家族問題/DVモラハラ/毒親問題専門 公認心理師/行政書士
【メディア掲載】
光文社女性自身 「モラハラ夫に気をつけろ」
NTTドコモ公式サイトママテナ 複数連載
NHK あさイチ「意外と身近?”モラハラ” 夫が怖い」取材協力
講談社 現代ビジネス 執筆中

 

 

 

 

 

 

 

 

モラハラ夫を持つご家庭にとって

 

 

 

 

 

 

 

 

最も緊張感が高まるイベントの一つとして

上げられるのが

 

「お出かけ」

 

 

です。

 

 

 

 

 

 

・出掛ける予定を立てていても、

 

 

 

 

 

当日の夫の機嫌次第で中止になって子どもが

ガッカリする。

 

 

・出掛ける予定の時刻を少しでも過ぎてしまったり、

 

 

1分でも夫を待たせてしまったら、

遅れた理由が何であろうと夫の機嫌が悪くなり

最悪のお出かけになる。

 

 

・お出かけの予定は立てていても、

 

 

前日から夫の機嫌を悪くしてお出かけが中止に

ならない様注意を払う事に疲れてしまう。

 

 

・夫の機嫌が悪くなりお出かけが中止になったり、

 

 

お出かけ中に夫がキレて途中で帰る事になった後、

子ども達をなだめるのが辛い。

 

 

 

もう、

 

 

 

モラハラ夫とのお出かけにまつわる気苦労は

枚挙に暇がありませんよね。

 

 

 

 

そんなエピソードの中でも、

 

 

 

 

 

「モラハラ夫を待たせる」

 

 

時の緊張感と恐怖については、

 

本当に多くの被害者妻の方が訴えられます。

 

 

 

 

「モラハラ夫を待たせて機嫌を損ねたら

 

 

 

 

もう終りです」

 

と仰った被害者妻の方もいらっしゃいましたが、

 

 

この表現は

 

「モラハラ夫を待たせる事の緊張や恐怖」

を如実に表していると思います。

 

 

 

 

 

モラハラ夫はとにかく自分のペースが最優先。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妻はもちろんですが、

 

 

 

 

 

 

幼い子どもの為であっても、

 

 

 

相手のペースに合わせてあげたり待ってあげたりと

 

言う事がありません。

 

 

 

 

 

 

 

特に小さな子どもを抱える時期は、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

食事、お出掛け、着替えやお風呂など、

 

 

 

予定通りに物事が進まない事は当たり前に

 

ある事だ、と多くの親が知っていると思いますが、

 

 

それでもモラハラ夫は

 

 

子どもより自分のペースを最優先に行動します。

 

 

 

 

お出かけの朝、

 

 

 

 

 

何の声かけも無く夫が「バタン!」とドアを閉めて

 

家を出た途端、

 

早く夫を追いかけないと機嫌が悪くなる!と言う

 

焦りと恐怖でいっぱいになる妻。

 

 

 

玄関でたばこを吸いながら待つ夫の、

 

 

 

そのたばこ1本を吸い終わる前に、

 

妻は子どもと自分の身支度、

 

 

持ち物の準備、

 

(忘れ物があるとそれはそれでまたキレられるから)

 

子どもをぐずらせず靴を履かせて、

 

 

焦りや緊張を隠した笑顔で

 

 

「お待たせ、さぁ行きましょう。」

 

 

と夫に声を掛け

 

お出かけをスタートさせなくてはならない。

 

 

 

 

「夫よ、お願いだから機嫌悪くしないで!」

 

 

 

 

 

「子ども達、お願いだからぐずらないで、

 

スムーズにお着替えして、

靴も履いて!!」

 

と心の中で叫びながら、余裕なく緊張しながら

 

お出かけの準備を粛々と進めます。

 

 

 

全ては、夫を待たせない為。

 

 

 

 

全ては、夫の機嫌を損ねない為。

 

 

 

 

 

けれど、こんなのっておかしいですよね。

 

 

 

 

 

 

「家族の」お出かけなのだから、

 

 

 

夫だろうが妻だろうが、手が空いた方が

 

子どものお着替えを手伝ってあげれば良い。

 

 

お出かけの荷物は手分けして持てば良い。

 

 

 

 

子どもの靴なんて、先に準備が出来た方が

 

 

履かせてあげれば良い。

 

 

 

 

小さな子どもがいる家庭なのに、

 

 

 

 

 

大人である夫のペースが最優先となるのも

 

やっぱり変。

 

 

 

せっかくのお出かけなのに、

 

 

 

 

「楽しい思い出では無く大変だった事しか

 

覚えていません」

 

「お出かけは絶対トラブルになるから

 

むしろ嫌いでした」

 

 

等のお声をご相談の中で伺う度に、

 

 

 

母親であるご相談者様にとっても、

 

そして子ども達にとっても、

 

とても残念で悲しい事だなぁ、と感じます。

 

 

 

 

 

 

 

今日も最後まで読んで下さってありがとうございました。