今日はいつもとは少し
毛色の違うお話しをしたいと思います。
弊事務所は行政書士業務のほか、
カウンセリング(心理士)業務全般を
行っています。
モラ夫との離婚に伴う心のケア、
お子さんへのフォローやケア、
DVモラハラに対する学び、
父母がモラハラだったり機能不全家族で
育った、
現在は大人になっている女性たちへの
カウンセリング業務なども行っています。
そもそも私のベースキャリアは
カウンセラー(心理士)で、
大学でも心理学を学び、大学卒業後最初に
就職したのも精神科の病院でした。
大学時代はユングやゲシュタルトに
興味を持ちまして、
現在も
カウンセリングに通って下さっている方には
時々
「夢分析」
を行います。
夢分析は、ユング心理学では面談場面で
比較的取り入れられている手法です。
モラハラ夫からの被害に苦しんでいるみなさん、
最近夢は見ますか?
夢は、あなたの脳が、心が、
夢見手(ゆめみて)であるあなたの為だけに
作り上げたイメージ(世界)であり、
メッセージです。
あなたの考えをまとめる事や
気持ちを整理する事、
あなたの心のシグナルを伝える事や
あなたを癒す事。
そう言った事を目的に、
あなたの為にある世界なのです。
私自身もモラルハラスメントと言う暴力の
被害者で経験者、
実は最近また色々とありました(苦笑;
その状況の中で
ここ最近は印象的な夢を見ているので、
みなさんにご紹介したいと思います。
-荷物が多すぎる夢-
これはちょうど昨日見た夢です。
この夢を見たことで今日、夢を扱う記事を書き
みなさんに夢分析をご紹介しようと思った、
きっかけになる夢でした。
夢には、現在の私が出てきます。
どうやら小学校時代の同級生達と
旅行に来ているようです。
みんなで旅行を楽しんでいるのですが、
なぜか私だけ、
みんなより荷物が多いのです。
私はだんだんしんどさを感じながらも、
それでも旅行を楽しんでいます。
「荷物が重くてしんどい」
と、
なるべく感じない様にしているみたいでした。
場面は変わり、
あるお店でみんなで食事をしています。
けれど私は食が進まず、
ほとんど食べられません。
そうこうしている間にみんなは食事を終え、
お店を出る事になりました。
私はまだほとんど残っている
食事の皿を残し、荷物をまとめ始めます。
ところが、
みんながどんどん席を立つのに、
私だけ荷物が多くてうまくまとめられないのです。
荷物をまとめられない所か、
反対に荷物がどんどんほどけて横から
ポロポロこぼれ落ちて行ってしまいます。
私はますます焦って荷物をまとめようとして。。
と言う所で、目が覚めました。
目覚めてから、自分なりにこの夢を
分析してみます。
夢に出てくる荷物は、
私自身の悩みや不安、課題などを
象徴していると感じました。
それが今は他の人よりたくさんあって、
重たくて、大変で、
しんどい思いをしている。
さらに、
整理してまとめて持ち運ぼうとしても、
上手くまとめられず次の場所へ持っていく事が
できない。
冒頭に書きました様に、
実は最近私生活で色々とあったのですが、
けれど実生活で私はそれをそんなに負担に
感じていなかったのです。
本当に、
「別に」
「大したことない」
って思っていたのです。
だからこそ、
この様な夢を見た事に私自身も
少し驚いています。
けれど、深層心理では実は複雑な思いや
しんどさを感じていたのかも知れませんね。
だから替わりに、
夢の中の私が背負いしんどい思いをしてくれた。
荷物がうまくまとめられないという点は
私がうまくこの出来事を整理できていない事を
表しているのかも知れませんし、
次の場所へ荷物を持っていく事が
できないという点は、
夢が
「その問題には【今】取り組みなさい」
「その課題は【ここで】消化した方が良いよ」
と教えてくれているのかもしれません。
夢の中では
食事もきちんと取れていなかったので、
この問題は先に消化すべき事だと
言う事なのでしょう、
きっと。
私にとって、
とても有意義な示しを与えてくれる夢でした。
これは私が見た夢ですが、
この様な夢以外でも、
モラハラ夫との離婚問題を
抱えてらっしゃる時期にいらっしゃる方は、
「目的地に向かって歩いているのに、
何らかの邪魔が入って前へ進めない」
と言った夢を見る方が多い印象です。
他には、
「トイレに行きたくて焦って探しているのに
中々トイレが見つからない」
もしくは
「トイレに行きたくて焦っていて、
やっとトイレが見つかったのに
汚すぎて使えない」
等、
トイレにまつわる夢を見る方も多いと感じます。
前者の
「目的地があるのに中々そこへ向かって進めない」
と言うのは
モラ夫との離婚の過程そのものを
象徴していると思いますし、
後者のおトイレにまつわる夢も、
とても象徴的だと感じます。
おトイレは排泄の場所。
人間にとって無くてはならない「出す」場所です。
そのおトイレが、
なかなか見つからなかったり
見つかったとしても汚くて使えない。
(もしくは
「ドアが壊れていて使えない」
「トイレではあるけれど壁が無くて丸見えで使えない」
などの場合も)
モラハラ夫との離婚の過程では、
苦しみや悲しみ、憎しみや恨みなど、
一般的にマイナスに取られがちな感情と
付き合わなくてはならなくなります。
排泄物と同様に、これらの感情も
「適切な時に、適切な場所で」
出さなければ心身に良くありません。
おトイレが見つからなくて排泄ができず焦る、
と言う夢を見る方は、
ストレスや大きな感情を抱えながら、
それを吐き出せる適切な場所が見つからなくて
「溜め込んでいる」
状況ではないかと分析します。
モラハラ被害に関するエピソードや感情って、
適切な人だったり適切な場所で、
じゃないと、
吐き出した所で
二次被害の恐れがありますものね。
夢はあなたの為だけに作られた、
心からの大切なシグナルになる場合があります。
もしよろしければ、
少しだけご自身が見られる夢に関心を
持ってみると、
思いがけないご自分についての気付きが
得られるかも知れません。
今日も最後まで読んで下さりありがとうございました