ダメなことをダメと言うこと~モラルハラスメント | モラハラ/毒親相談対策ブログ 相談実績5000件超の公認心理師/行政書士 佐藤千恵

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家族問題/DVモラハラ/毒親問題専門 公認心理師/行政書士
【メディア掲載】
光文社女性自身 「モラハラ夫に気をつけろ」
NTTドコモ公式サイトママテナ 複数連載
NHK あさイチ「意外と身近?”モラハラ” 夫が怖い」取材協力
講談社 現代ビジネス 執筆中

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モラルハラスメント被害 
女性の離婚専門板橋区の女性行政書士 
クローバー東京よつ葉法務オフィスクローバー
モラハラ行政書士のちえぼぅです


第11回モラルハラスメント語りと癒しワーク
開催します

とき:2013年3月23日(土)10:00-12:30
ところ:東京よつ葉法務オフィス(東京都中央区京橋)
料金:お一人さま3,000円
*お飲み物、お菓子用意します
*途中退席自由
*女性限定*
詳しくは こちらの記事  をご覧下さい 
*満席になりました*

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今、社会では学校など教育現場における

体罰問題が大きな議論を呼んでいますね。






日本では、特に欧米などの諸外国に比べると


親子間、


夫婦間、


先生から生徒


先輩から後輩


など、上下の序列が出来やすい関係においては、

暴力がなんとなく

容認されてしまう環境や伝統があった様に

個人的には感じます。




「しつけや教育の場面」で手を上げる事に関しては、

それぞれ価値観の差が大きい部分と思いますので、


その点に関する議論はここでは避けたいと思います。






今回私が取り上げたいのは、

この中の夫婦間暴力についてです。





DVやモラルハラスメントに関心のある方なら、


これまで日本では夫から暴力を受けた妻が

(もちろんその逆もあったでしょうが)

警察などに助けを求めても


「民事不介入」

「夫婦ケンカは犬も食わない」


等として、公的な援助を受けにくい歴史が

あった事をご存じだと思います。




だからこそ、

わざわざ配偶者間の暴力を防止する為の

法整備が必要になったのでしょう。





私の事務所でも、


しっかりと被害者の心に寄り添って対応して下さる

相談員がいる半面、


診断書が出るほどの暴力を妻が受けているのに

相談機関の相談員に


「そうは言っても奥さんも言いすぎた所があるんでしょ?」

「まぁまぁ、夫婦なんだからそんなに大げさにしないで」

「1回2回の暴力なんて、暴力のうちに入らない」


等と言われてしまうケースが実際にありました。


(もちろんその後しっかり抗議しましたが)






なんでもかんでも海外と比べれば良いという訳では

ありませんが、



以前、海外旅行をした日本人夫婦が

空港内で夫婦ケンカをし、


日本の感覚で夫が妻を突き飛ばした所

夫が逮捕されてしまったというニュースが流れました。





その他にも、

やはり海外のホテル内で夫婦ケンカの末夫が妻を

叩いた所逮捕され、

夫は有罪となり数十時間のボランティア活動等を

命じられたケース。



アメリカのディズニーランドでやはり夫婦ケンカの末に

妻に手を上げた夫が拘束された、という報道を

耳にした事もあります。




これらの海外での対応は、日本と比べ明らかに

暴力加害者に対し


「暴力は絶対にダメ」


と言う明確なメッセージを伝えています。





相手が例え自分の配偶者だろうが、


暴力を振るうと公的に拘束され、裁きを受け、

罰を受ける。




暴力はダメ、と社会全体で加害者に伝えます。





とあるDV加害者の方が、

参加したDV更生プログラムの中の振り返りで


「DV更生プログラムに参加して良かった事。


それは、

自分がしている事は妻への暴力だ、

そして暴力は絶対にいけない事だ、と

ハッキリ言って貰えた事です。」



と仰っていた事がありました。



この方のお話からも、


ダメな事はダメだ、と明確に伝える事の

重要さを感じます。






DV加害者は妻への暴力が社会に露呈した場合

自分が社会的責めを受ける事を自覚しながら、


反面


「暴力を振るわせる妻が悪い」

「妻が悪いから殴るしかないんだ」


と逃げ道を見つけます。




その時、加害者である夫に明確に、そして毅然と


「あなたのしている事は悪い事だ」


「あなたがしている事は暴力で、社会はそれを許さない」


と伝える事は大変重要です。







ただしモラハラ夫の場合、

なかなか自分の非を認める事がありません。




モラハラとDVの両方がある場合、

それに被害者が個人で対応する事は大変困難です。




今、日本ではモラハラ被害者に関しては


その被害から抜け出す事、

被害に対応する事を、被害者自身の責任で行う

しかない状況があります。





もっと社会全体で教育をし、


モラルハラスメントは暴力である事、

そして暴力を日本の社会は許さないと言う事を

強く伝える必要があると感じます。







今日も最後まで読んで下さりありがとうございました。



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