(まず初めに、今回の記事は多分に私の
私見が入っています。
一部公的機関の定義付けやデータを
提示していますが、
あくまでも私の一意見として受け止めて下さい)
モラルハラスメントは、それ自体が
「依存的」
だと感じています。
皆さんも恐らく、”依存症”と言う言葉は聞いた事あるとおもいます、
有名な所では、アルコール依存症や薬物依存症、
セックス依存症や恋愛依存症など。
依存症の定義については、WHOが
「。。ある種の快感や高揚感を伴う特定の行為を
繰り返し行った結果、それらの刺激を求める抑
えがたい欲求が生じ。。。
その刺激がないと不快な精神的・身体的症状を
生じる精神的・身体的・行動的状態のことである。」
↑このように定義しています。
(*一部抜粋、太線筆者)
また、「依存」について、ネットの辞書を引いてみると
「他に頼って在ること、生きること」
と出てきます。
(*yahoo!辞書)
モラハラ加害者が、ある面では被害者に大変
依存しているという点について、過去の記事でも
触れたことがあります。
そしてモラハラ加害者は、
「モラハラという攻撃」
をする事自体に依存しているのだと、
日々のご相談やカウンセリングを通じて感じています。
モラハラ加害者は、
「自身が持つ「有能な自分」という自己象と、
実際は平凡な人間であるという事実の間」
にある矛盾を、自分で受け止め処理する事ができません。
本来ならば
「有能な自分でありたい」
という欲求と、
「でも自分はまだそこまでの力が無い」
と言う現実の間で、
自分自身で葛藤し、
努力して理想の自己象に近付こうとしたり、
反対に理想を少し下げて等身大の自分を受け止め様と
努力したりします。
ですが、モラハラ加害者はこういった葛藤や
等身大の自分を認める、と言う事ができません。
そこで必要なのが、
これら自分の葛藤や、それによって生まれる
ストレスを変わりに背負ってくれる被害者です。
モラハラの攻撃をしている時は、加害者は
自分の自己象を認めたり葛藤しなくて済みます。
被害者が、加害者を
「特別な人間」
として扱い、逆らわず、
絶対服従をしてくれるからです。
これは、加害者にとってはとても心地の良い事です。
モラハラ攻撃により快感を得られるのですから、
その行動はますます強化され、次のモラハラ攻撃を
行なう動機付けとなります。
さらに厄介なのは、
例えばこれがアルコールや薬物の依存症であれば、
もちろん周囲の人間も巻き込まれはしますが、
基本的なダメージ(健康被害)を受けるのは、依存症の人間自身です。
(とは言え、繰り返しですが家族の”巻き込まれ”も相当なものです。。)
ですが、モラハラの場合は違います。
決定的なダメージを受けるのは被害者で、
「加害者と被害者」
の二者関係だけでいる間は、加害者は
攻撃をする事によるデメリットが無いのです。
これでは、加害者は攻撃を続けるメリットは
あっても、止めるメリットがありません。
むしろモラハラ攻撃を止めるとなると、加害者は
これまで被害者に背負わせていたストレスや
葛藤を、
今度は自分自身で処理しなくてはなりません。
この様な状況で、加害者が自主的にモラハラを
止める事など考えらないでしょう。
当事者だけでの解決は無理ですよ、と私が
言い続ける理由の一つです。
依存症は、依存対象に非常に強い執着を
見せながら、
依存していること自体は否定します。
あなたは日々の生活で夫から
「お前なんかいなくなっても構わない」
「いつでも離婚してやる」
と言われているかも知れませんが、それは
事実と異なると思います。
モラハラ夫は、被害者であるあなたに、そして
モラハラという攻撃をする事に、
依存しているのです。
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