モラハラの対策対応はなぜ難しいのか | モラハラ/毒親相談対策ブログ 相談実績5000件超の公認心理師/行政書士 佐藤千恵

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家族問題/DVモラハラ/毒親問題専門 公認心理師/行政書士
【メディア掲載】
光文社女性自身 「モラハラ夫に気をつけろ」
NTTドコモ公式サイトママテナ 複数連載
NHK あさイチ「意外と身近?”モラハラ” 夫が怖い」取材協力
講談社 現代ビジネス 執筆中

モラルハラスメント被害 
女性の離婚専門板橋区の女性行政書士 
クローバー東京よつ葉法務オフィスクローバー
行政書士のちえぼぅです
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先日書いた


「恋愛依存とモラルハラスメント」


の記事にコメントを頂きました。




「モラハラ加害者が自分の非を自覚した場合、

治る余地はありますか?」



と言うものです。

(コメントくださったももさん、ありがとうございます。)





やはり皆さん、自分の夫がしている事がモラハラだと

気付いた後は、何とか治せないかと考えますよね。



まず、モラハラの治療の選択肢には心理的な

働きかけがあると思います。



カウンセリングや、認知行動療法などです。



そしてこれら、カウンセリングや認知行動療法には

治療を受ける本人の動機付けが不可欠です。



本人の動機がなければ、治療の途中で来なくなって

しまったり、中途半端に治療が終わってしまう事が

多いからです。



カウンセリングや心理的な治療には、本人がそれを

必要としている事が必要となるのです。



(もちろん、動機付けを高めたり治療に対する

モチベーションを維持する事については、カウンセラーの

技量も関わってくるでしょうが。)




と、なると、まず真っ先に必要になるのは



「モラハラ加害者自身が、自分自身の問題に

気が付く」



と言う事なのです。



現状の問題点を正しく分析し、把握する事から

改善が始まります。




ですが、モラハラ加害者は

「自分に問題がある」

と、考え方を内省の方向に向かわせる事は

無いでしょう。



自分の課題、問題を自らが乗り越えようとはせず

全て周囲の人間に負わせようとする。



それが、モラルハラスメントの真髄とも言える

ことだからです。




よって、ご質問に対し回答するとしたら、



「自分の非を正しく認識し、自ら現状を変えたい

と願い、治療に取り組むのであれば、もしかしたら

モラハラも治せるかもしれません。


ただし、その前提条件として自分の非を認めたり

自分に問題がある、とモラハラ加害者が認識する

事は、大変難しいでしょう。」


となります。




さらに、モラハラは幼少期からの学習の積み重ね、

認知のゆがみの積み重ねだと考えています。



この、幼少期からの積み重ねにメスを入れるとなると、

それは大変大きなプロジェクトとなるでしょう。



仮に、モラハラ夫が自分自身の問題に気付き、治療を

試みようとしても、



その大きなプロジェクトに向かう夫を支え続ける事も

また、大変負担が大きい事です。



また、モラハラの治療過程において、過去加害者の

問題を一手に引き受けてきた被害者(妻)が

そばにいる事自体が、モラハラ夫の甘えを誘発して

治療にとっては良くない影響を及ぼす事もあります。





これらの要素を総合的に見て判断すると


「やはりモラハラの治療は難しい」


と言う結論に至ってしまうと思います。




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