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年末年始の営業について
12月29日 通常営業
12月30日 15:00で営業終了
12月31日~新年1月3日 おやすみ
1月4日~通常営業
みなさまこんにちは、
本日もブログを読んで下さって本当にありがとうございます。
「私が至らないから」ではなかった
*弊事務所は「夫がモラハラ」のご相談が多い為、記事はその設定で記しています。男女逆のケースの方は夫と妻を入れ替えてお読みください。
結婚後、急に始まった夫からのモラハラが辛くて辛くて、
モラハラ夫との関係を何とか良好なものにしたくて、
「気分良く過ごして貰うために」
「キレさせないように」
「とにかく怒らせないように」
そう思いながら、夫を最優先にして生きてきた妻。
こういう状況を生きて来た方が本当に多いという事を、今回の出張カウンセリングでも実感して帰ってきました。
・なるべく自分の意見は言わない
・夫の言うことを聞く
・自分の気持ちは後回し
・無理をしてでも合わせる
それでも、ほんの少し夫の思い通りにならないだけで、
「俺のことをどうでもいいと思ってるんだろ」
「お前は俺を愛していない」
「俺はお前にとって子どもと犬以下だ」
などと、”妻の愛情不足”として責められてきた。
こんなにも夫を優先にしているのに、なぜだろう?
「まだ足りないのかな」
「もっと優先するべき?」
「私の愛情っておかしいのかな?」
そんな風に感じた経験をお持ちの方も、少なくありません。
けれど相手がモラハラ夫の場合、これが大きな誤解、ということがあるのです。
モラハラ夫が求めていたのは、「大人同士の愛情」ではなかった
これは、特にモラハラ夫自身も親からモラハラやネグレクトなどの虐待をされて育ってきたというケースに多いことですが、
夫自身が「自分が必要とする支え(愛情)」について認識できていない。
自己理解が出来ていない。
なので夫自身が「自分が必要としているもの」に気付けておらず、
よって妻がどんなに夫優先にしても、優しさや配慮や愛情を差し出しても、
- 「違う!」
- 「そうじゃない!」
- 「お前は分かってない!」
- 「何でお前はそうなんだ!」
などと、攻撃的で拒否的な態度を取ってしまう。
(いかんせん、自分でも何が必要か分かっていませんからね)
同時に、それでも諦めずに自分にあらゆるものを差し出し続けてて欲しいという願望を持ちながら。
いわゆるACの背景を抱えているモラハラ夫にとって、欲しいのは「親からの無償の愛」「尽きる事の無い愛情」の様なものでしょう。
けれど、妻は親じゃない。
だから「親の様な一方的で無償に湧き続ける愛」は与えられないのです。
そもそもが、
よしんば親であったとしても、愛情はそもそも無限ではないのですけれどね。
一定の年齢までは無償で与えられる時期はあるかも知れませんが、
子が一定の年齢になり関係性が相互的なものになれば、
愛情や関係性が相互コミュニケーションによって出来上がる点は他の関係性と共通だと考えます。
しかし、与えられないことで”親の愛”への理想化が進んでいる場合は、
時に親の愛を過大評価して、
「無償の」「無限の」「決して見放すことのない」と言った風に、無償の愛の想像を肥大化させていく人が時折います。
先に記した様に、いわゆるACの背景を持ち愛着障害やそれに似た困難を抱えている人は、
大人になっても「無償の愛」を求めてさまよってしまう場合があります。
愛着障害へのアプローチを考えた時、他者との「安全で安定的な関係(心の安全基地)」を持つ事は、非常に重要なことです。
けれど大人になってから「安全で安定的な関係」を持ちたいと考えたとき、
同時にそれは一方的に与えられるだけの愛情を諦める(手放す)事を意味します。
なぜなら、大人同士の関係性はかならず
- 相互的
- 双方向的
なものとなるからです。
”一方的に自分だけが愛情を与えられる立場でいたい”と考えた瞬間、
それは満たされぬ望みを持ち永遠に欲求不満を抱えることとなってしまいます。
100回優先された事より、1度の不満に執着する
さんざん優先され、尽くされ、気を遣われてきたにもかかわらず
「愛されていない」
「俺は大事にされていない!」
「俺の事なんてどうでもいいと思ってる!」
と妻に不満を訴え続けるモラハラ夫の姿は、時にまるで幼子のように見えることがあります。
一般的に言われる健康的な親であれば、幼い子どもにとっては、
・何もしなくても
・泣けば
・不安になれば
関心を向けてくれて、無条件でケアを注いでくれる存在です。
この点、親から幼い子への愛情は一方通行が成立すると考えます。
けれど残念ながら、
大人同士の関係に「一方通行の愛情」は存在しないのです。
これは別にモラハラ夫だから、ということではありません。
相手が誰であろうとも、大人同士で「一方的に愛情を受け取る」という関係性は成立しないし、
もし成立しているとしたらそれは本質的には依存や共依存など、不健康な構造をなしているだろうと考えます。
どれだけ尽くしても、彼は満足しない
モラハラ夫の渇きは彼にしか分からないし、
大人であれば、喉が渇いたなら自分でコップにお水を汲んで飲めるようにならなければいけません。
あなたがどんなに献身的に尽くしても、
モラハラ夫が求めているものが「一方通行の、親が幼子に与える愛の様に、与えられるばかりのもの」であったとしたら、
それはあなたには埋められないですし、埋めるべきでもありません。
彼の課題を肩代わりしては、誰の為にもなりません。
モラハラ夫の課題は、あなたの責任ではありません。
モラハラ夫が求めているのが、
「大人として対等に支え合い愛情を交換しあう関係」ではなく
「無条件で与え続けてくれる存在」なのだとしたら。。
これに応じ続けていては、あなたがすり減ってしまいます。
今、この記事の様な状況にいらっしゃる方には、この部分に気付いて頂きたいです。
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