[146]ケンカして別れ話になったとき、「死ぬ」って言われたら? | ◆根本裕幸

◆根本裕幸

恋愛や結婚、性などのパートナーシップ・家族に関する問題からビジネス、対人関係、健康・病気・死など幅広いジャンルを扱う。感情・感覚をフルに使った“目からウロコ”な心理分析や、じんわりと心に響くハートフルな癒しには定評がある。

<リクエスト>

彼とケンカして別れ話になったところ、彼が「死ぬ」っていいました。だから別れませんでした。別れ話で相手が「死ぬ」と言ってしまう場合、本当に死ぬかもしれない場合、どうすればいいでしょうか?
(彼は自殺で大切な人をなくしたことがあります)

(かすみさん)

<根本からの回答>“私も死ぬ気で向き合う”ときっと見えてきます。それは迷いますよね・・・。うーん。難しいところですね。「死ぬ」って言ってる人は死なない、と言われることもありますが、本人はその気はなくても、事故でってこともあり得ますよね。そこまでは至らなくて未遂で終わったとしても、罪悪感を掻き立てられるかも知れず、かすみさんとしてはほんと、辛いところだと思います。彼自身、大切な人を自殺で亡くした経験があるということは、残された人の辛さ、痛みはよく分かってると思うんです。だからこそ、逆に、それを「手段」として無意識に使ってしまうことがあるんですね。それくらい別れたくない、という気持ちなんだろうと思いますが・・・。でも、それで引き止められて別れずにいても、かすみさんの心は晴れないばかりか、どんどんすさんでいくと思うんです。脅されて側にいるのってしんどいですし、どんなに優しくされても愛は感じられませんし、今度はかすみさんの心がどんどん死んでいってしまうのかもしれません。じっくりと時間をかけて話合いを重ねていく、というのはいかがでしょうか。ありきたりかもしれませんが、なるべく相手の感情を刺激せず、つまり、ケンカの流れで別れ話になるのではなく、何度も繰り返していくうちに、徐々に相手も別れを受け入れられるようになっていくはずです。でも、どうしても感情的なってしまい、話し合いにならない場合は、二人ではもう解決できない、と思うほうがいいんです。家族、友達など身近な人の協力が不可欠です。カウンセラーにその不安や憤りを聞いてもらうことも役に立つと思います。こうした関係は「癒着」という問題につながり、一緒にいても傷つけあうだけの本当に辛い関係になってしまいがちです。お互いの信頼関係を取り戻すためにも、真摯に向き合い続けていただきたいと思うんです。逃げずに、向き合おう、と気長に、ね。そうしていくことが誠実さではありますが、その間に何度も揺らぐこともあり、迷いや苦しみに襲われることもあるでしょう。そういう時は、「彼にとっての幸せって何だろう?」ということを考えてあげてください。ケンカになって、別れ話になって、死を持ち出す彼・・・それくらいかすみさんのことが好きで、別れたくないとしても、やはりそれは苦しい方法ですし、決して誰かを幸せにするものではありません。かすみさんも苦しいし、彼もまた辛いと思うのです。だから、たとえ、別れるにしても、彼の人生のためにしてあげること、何だろう?と考えて、実行してあげるんです。突き放すことも愛だし、受け入れることも愛。彼のために、と良かれと思ってしてあげることは、問題ありません。そうした姿勢で彼と向き合うことは、何よりもかすみさん自身をより素敵な女性、人間へと磨いてくれると思うんです。大変難しいチャレンジではあろうかと思いますが、決して意味のないことではありませんので、本気で向き合ってあげてください。そうすると、きっと彼も気付いて、受け入れられる日がやってくると思います。参考になりましたら、幸いです。=今日の一言《心に響くアファメーション》=※それぞれのアファメーションはできれば10回以上繰り返し声に出して言って見てください。【パートナーがいらっしゃる方へ】「彼のために幸せを選びます。」【パートナーがいらっしゃらない方へ】「私は自分の命をもっと大切にします。」
男と女の心理学