[147]「いやだ」と言ったのにやめてくれなかったことが許せません。 | ◆根本裕幸

◆根本裕幸

恋愛や結婚、性などのパートナーシップ・家族に関する問題からビジネス、対人関係、健康・病気・死など幅広いジャンルを扱う。感情・感覚をフルに使った“目からウロコ”な心理分析や、じんわりと心に響くハートフルな癒しには定評がある。

<リクエスト>

エッチの途中で「いやだ」と言ったのにやめてくれなかったことが許せません。その後なんとなくエッチするのがいやになりました。1年くらいセックスレスです。なんか屈辱的でした。無神経で一人で調子にのったような彼の行動を思い出すと吐き気がします。ただ、今はエッチしていないので、そのことを思い出さず平和な日々です。(彼には体調が悪いと話してあります。)
許せる日がきますか?

(松ぼっくりさん)

<根本からの回答>許しの一歩目は、自分と彼を理解するところから始まるのかも。許せなくてもお付き合いを続けてらっしゃるということは、まだまだ彼への愛情は強いんですよね。(そこが分からなくなってしまってるのかもしれませんが)その点を視野に入れながら、お話をさせていただきますね。さて、なぜ、許せないんだろう、と思われます?自分を粗末にされたように感じたのでしょうか?無神経な態度から、自分への愛情に疑いを感じたのでしょうか?「許せる日」というのは、そうした松ぼっくりさんの気持ちが解消されたときに、やってくると思うんです。こういう問題って、単にエッチがどうのこうのだけにとどまらないんですよね。その奥にある、こうした心理もやはり大切な要素だと思うんです。逆に言えば、彼にとっても大事にされている・・・と心の中で感じられることができたとしたら、許せる日も近いのではないでしょうか。ただ、許し、というのは、自然に進む部分と、自分の力が必要な部分と2つあると思うんです。だから、勝手に許せてる・・・とはなかなかなり得ないですね。どこかで、許そうと前向きに取り組んでみることも大事な場合があります。それは理解、という点。だから、もし、この問題をカウンセリングするとすれば、こんな質問をしてみたいと思うんです。・松ぼっくりさんは、なぜ、やめてほしいと思ったのか?・彼はなぜ、それでも続けたのか?・そもそも松ぼっくりさんのセックスへの意識とは?という点もお伺いしてみたいところですね。そこから異性に対する意識についても掘り下げてみたいなあ・・・と思うのです。過去に、何かトラウマのような、恐怖に感じるような、そういうところは無かったのかな?とか。とはいえ、例えばお付き合いしている間柄でも、セクシャリティの問題は、かなり繊細なものですので、ちょっとしたことですごく傷つきやすいのも事実。大好きな彼氏なのに、まるで暴行されたように感じてしまうことだってあるんですよね。そうした心の痛みがまだまだ生々しい状態ならば、やはり、その怒りや悲しみ、寂しさや惨めさ、そういった感情を解放してあげることも許しのプロセスには大切なものです。また、別の面ですが、その後、エッチを拒絶してしまうことに対して、100%ではないにせよ、松ぼっくりさん自身が引っかかりを覚えることってないでしょうか?体調のせいにしてはいるけれど、彼に申し訳ないなあ・・・という。もし、その感覚がないとすれば、きっと別れてるはず・・・と思うからです。ちょっと複雑なんですけれど、そうした感情は入り組んでしまってなかなかほぐれないこともあるんです。彼の罪悪感が私の罪悪感を想起し、それが彼の無価値感へとつながり・・・みたいな悪い連鎖です。そうすると、せっかくの恋が楽しくなくなり、また、彼氏といてもどこかにわだかまりを感じて全然楽しくなくなってしまうんと思うんです。何か行き詰まりのような感じがあるとすれば、許しなり、別れなりに向かって一歩踏み出すときかもしれませんね。参考になりましたら幸いです。=今日の一言《心に響くアファメーション》=※それぞれのアファメーションはできれば10回以上繰り返し声に出して言って見てください。【パートナーがいらっしゃる方へ】「彼を心から許します。」【パートナーがいらっしゃらない方へ】「今まで私を傷つけた彼を、許します。」
男と女の心理学