子ども進化論 | ◆根本裕幸

◆根本裕幸

恋愛や結婚、性などのパートナーシップ・家族に関する問題からビジネス、対人関係、健康・病気・死など幅広いジャンルを扱う。感情・感覚をフルに使った“目からウロコ”な心理分析や、じんわりと心に響くハートフルな癒しには定評がある。

突然進化する子ども。
徐々に傾向を表すんじゃなくて、ある日突然に“その時”はやってくるのです。

今日も寝る前になって急に「うんこする」と言い出して、今までは怖がって絶対座らなかった便座(子供用、しまじろうの絵が描いてある)に腰掛け、踏ん張るまでに。

まだ放出するには至りませんでしたが、その変化についていけない親は一瞬、
「ほんとうにうんこだと思う?なんか違う意味のことを言ってるんじゃないか?」
「寝たくないから親をかく乱する作戦に出てるんじゃないか?」
などと色んな疑いをかけてしまうのです。
でも、その後にも「子どもの方もジョークのつもりで言ったのに、親に本気に受け取られて引くに引けずに便座に座ったのかも・・・」と再び深読みする親。子育てとは、こういう駆け引きの元になりたつ思慮深いものなんですね。こういう親とのやり取りが、大人になったときの人間関係に結びつくことがよく分かります。うちの奥さんは「お説教するときは、ちゃんと心理学使ってるよ!」と言ってました。「○○したら、こう感じるでしょう?嫌でしょう?でも、××だったら嬉しいよね?だから、××にしようね」という感じで。(これを優しく言うか、諭すように言うか、脅しか?はTPOによるそうです。そうして娘は「世の中は怖いところだべ」ということを学ぶわけですねっ!)そして、どこで覚えたのか流暢なイントネーションで「いややなあ~」「いらん」「ちやう(違う)」と大阪弁を話す娘。反抗期で、図書館の床でも、公園の芝生の上でも平気で寝転び、ぎゃーぎゃー叫ぶ娘。そして、対抗する親。子育ては徐々に“大阪プロレス”化しているようです。パパはもっぱらリングサイドです。
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