「自己攻撃、自己嫌悪から抜け出したいとき(3)」 | ◆根本裕幸

◆根本裕幸

恋愛や結婚、性などのパートナーシップ・家族に関する問題からビジネス、対人関係、健康・病気・死など幅広いジャンルを扱う。感情・感覚をフルに使った“目からウロコ”な心理分析や、じんわりと心に響くハートフルな癒しには定評がある。

*「こんなとき、どうしたらいいの?」にお答えする心の処方箋シリーズ*

繰り返し、繰り返し、自分に対して優しい言葉をかけていくと、自然と心はほぐれていき、あなたの笑顔も増えていきます。

でも、一度、そうなったからといって安心はしないでくださいね。
私達が自分を責める理由なんて、それほど数多にあります。

だから、いつでも、何かの折に、自分に対して労い、優しい言葉をかけ、そして、褒めてあげることが大事です。

そして、自己嫌悪を抜け出す最終段階は「誰かのために」というところ。

自分以外の誰かのために・・・この状態を抜け出すということ。
私達は自分自身のために発揮する力には限界があります。自分に負けて、折れてしまいます。でも、誰かのために、という思いがあると、私達は自分でも信じられないくらいのパワーを発揮します。だから、自己嫌悪を抜け出したいとき、自己攻撃をやめたいとき、あなたにとって大切なのは「誰のためにそれをするか?」というところ。愛情を受け取り、感謝の気持ちを持ち始めると、自然とできることでもあります。愛情を受け取ると、自分を愛してくれる人を悲しませたり、苦しませたくないという思いが生まれてきます。自己嫌悪、自己攻撃というのは、その人を苦しめる行為。だから、その人の愛情にこたえるために、私達は自己嫌悪を手放すことができます。それが本当に「大人になること」なのかもしれません。それは自己嫌悪と引き換えに、自由と愛と感謝を受け入れる儀式のようなもの。でも、急にはここには来れません。だから、焦らずに、時間をかけて、一歩ずつ足を進めていきましょう。覚悟をして、顔を上げて、そして、誰かのために抜け出そうとすること。これを常に心がけていけば、自然と道は開かれてくるはずです。(完)
心の処方箋