「自分をもっと認めてあげたいとき」 | ◆根本裕幸

◆根本裕幸

恋愛や結婚、性などのパートナーシップ・家族に関する問題からビジネス、対人関係、健康・病気・死など幅広いジャンルを扱う。感情・感覚をフルに使った“目からウロコ”な心理分析や、じんわりと心に響くハートフルな癒しには定評がある。

*「こんなとき、どうしたらいいの?」にお答えする心の処方箋シリーズ*

私達はなかなか自分自身を等身大に見つめることは難しく、過小評価しすぎたり、強がって自分を大きく見せようとしたり、様々な葛藤を抱えているのかもしれません。

自分を認めるというのはカウンセリングやセラピーでは、もっとも始めに取り組むテーマの一つ。

今の自分がどんな良くても悪くても、まずはOKを出し、そこから出発していきます。

一つは、自分を否定してしまう心の仕組みに目を向けます。「どうして、そんなに自分を認めてあげられないんだろう?」そこには罪悪感、無価値感、復讐、攻撃など関係性の様々なところにパターンがあります。そして、そのパターンを癒すべく、より深いところに目を向けていくのです。これはいわば、根っこを解決するアプローチで、じっくりと自分を知り、見つめ、受け入れていく方法です。また、一つは、感覚的なアプローチ。自分自身をただ、抱きしめてあげます。大きく、優しく、そっと、自分自身を抱きしめてあげるのです。感情は伴わなくても構いません。気持ち悪く感じることもあるでしょう。でも、そうして自分を認めてあげよう・・・という具体的な行動が、私達の潜在意識に働きかけ、そして、温かい感覚を呼び起こしてくれます。それから、このアプローチは他にもさまざまなイメージワークを使うこともできます。優しい光に包まれてみるのをイメージしてみましょう。ほかほかと心の奥深くが温かく、優しい光を感じるように。イメージの中で使う光はとても癒しの効果も高いようで、安心感や安堵感など緊張を解してくれるんですね。こうした感覚を使うアプローチは、直接的に自分を認めさせてくれるわけではなく、自分を認める土壌を築いてくれます。花は一日では咲かないもの。「自分を認めてあげたいな」という思いを、何らかの形に乗せて継続していけると、気が付けば自分のことがもっと好きになっているはずです。
心の処方箋