・https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-11-13/R2J2RIDWX2PU01
COP26が成果文書採択、石炭火力の「段階的削減」で合意
Akshat Rathi、Jess Shankleman
2021年11月14日 6:58 JST 更新日時 2021年11月14日 7:46 JST
国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)は13日、成果文書を採択して閉幕した。
約200カ国・地域が地球温暖化対策の意欲的な目標を維持することで一致し、国際的な取り組みは新たな段階に入るが、最大の争点の解決は将来に持ち越された。
各国・地域代表は2週間前に始まった波乱含みの協議を終え、石炭の使用を削減し、「非効率的な」化石燃料への補助金を廃止し、温暖化対策の目標引き上げを前倒しすることで合意した。
「グラスゴー気候協定」は、産業革命前からの気温上昇をセ氏1.5度に抑えるパリ協定の努力目標を辛うじて踏襲する内容となった。
土壇場になって中国とインドが先進国の貢献拡大を求めて成果文書案に反対したが、13日の採択にこぎ着けた。
気候変動の対策では不可欠と一部で指摘されているカーボンクレジット取引市場を創設する枠組みも、今回の会議で承認され、6年越しの交渉が決着した。
今回の合意は中国や米国、インドなど温室効果ガスの主要排出国が向こう数十年かけて約束を守るという前提に依存している。
また、開発途上国のクリーンエネルギー移行や気候変動対策を富裕国が財務面で支援する取り組みも十分ではないと環境活動家から批判の声が上がっている。
カーボンクレジット市場のルールを巡る妥協についても、温室効果ガスの排出削減努力を妨げる恐れが指摘される。
現地時間13日夜に成果文書が採択された際には、歓喜の声が上がった。
これまでの交渉は緊迫し、深夜まで協議が終わらない日々が少なくなかった。
しかし最終的な文書には誰も満足しておらず、特にインドの要求を受け、石炭使用の「段階的な廃止」が「段階的な削減」に変更され内容が後退したことに代表らの間で反発する声が出た。
一見小さな違いのようだが、これでは気温上昇を1.5度に抑えるための困難が増すと欧州諸国は警告した。
COP26のシャーマ議長は閉会に際し、こうした不満に陳謝する一方、「この取り決めを守ることも必要不可欠だ」と理解を求めた。
runより:日本で急速に石炭での電力発電所が増えてますが業者は「延焼効率を上げたので安全」という謳い文句で数が増えていますが所在地はっほとんど太平洋側にあり偏西風で太平洋に排出ガスを流す魂胆が見え見えでした。
胡散臭い説明としか思えません、大気汚染を経験した高齢者が説明会に多く参加していてまた昔の様な大気汚染が起こるのを恐れていたようです。
不自然過ぎる建設場所ばかり、日本海側には1基もありません。
厳しい規制を求めたい。