化学物質過敏症素因の無による2群を対象とした負荷試験の試み | 化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 電磁波過敏症 シックスクール問題を中心としたブログです

化学物質過敏症の診断法に関する研 究 一素因の無による2群を対象とした負荷試験の試み 一

河野 徹 也n 中村陽 一・1} 熊 沢佳 子V 石束 嘉和 1}
磯崎 淳P 川 野 豊ユ’ 西 岡 清D lll本 真LJLIi足 立 満2〕
〔横 浜市 、乞み な と赤 f 字病 院 ア レル ギ ーセ ン ター1 ) 昭和大学 医学 部 内科 2り
【目的】化学物質過 敏症 〔MCS )の 診断に は 揮発性有機化合物 に よる負荷試 験が 望 ま しく.負荷前後 に お い て MCS 患者の みで 変動す る評価項 目が必 要 であ る.

こ の ような項 日の 選 出 を 目的 と した研究にお い て は,MCS (疑い )患者の み な らず患者と類似 した環境条件にある正常対照 者 も対象とす べ きで あ る,

【対象】新築建造物内の 同 じ部署で 勤務する同 姓かつ 年齢 が 近 い 職 員 よ り,QEESI問診票に よ りMCS 素因が強い 者 とそ うで はない 者 を各4 名ずつ抽 出し た .

【方法】安全指針1直濃度の ホル ム ア ル デ ヒ ド揮発 に よ る負荷試験を実施 し,その 前後で 粘膜刺激反応,自律神経機能,中枢神経 機能 に 関す る検査 を実施 した .

【結果】負荷試験 前後に お ける対照 群 との 比 較で,MCS 素因群で は 呼気凝 縮 液中の 酸化ス トレス 上 昇傾 向.電 子 瞳孔 計に よ る対光反応 の 交感神絳抑制傾向,注意 ・集巾力の 一過性低下 傾向がみ られた.

【考察】適切 な対 照群をお い た 負荷試験 に よる 臨床評価項 目に関する 検討は MCS 研究に お い て 有用で あ る .

(本研究は平成 19 年度厚生 労働科学研究費補 助金地域 健康危機管理 研究事業 として 実施した もの で ある }