公害申請というものがどういうものか | 化学物質過敏症 runのブログ

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まずは公害申請というものがどういうものか説明します。
騒音や悪臭などで被害を受けた場合にたとえ被害者が一人であっても申請することができます。
しかしただのクレームや言いがかりも多いのでちゃんと正当性を示す必要があります。
更に公害申請するには被害に遭わないといけないのも問題です。
まず都道府県による公害の調停の説明です。
都道府県は被害者と加害者のあいだに入り妥協点を見つけていこうという調停を行います。
つまりほぼ被害者の願いが100%とおるということはまずないということです、それは加害者にも言えます。
しかし公害における調停を行なった場合には被害金として精神的苦痛なども含め請求することができます。
しかし都道府県の調停には罰則がありません、但し守らなかった場合には裁判を起こされると非常に不利な証拠になるでしょう。
以前は市役所など自治体が窓口でしたか今は県庁みたいですね。
ですがまだ役所には窓口が残っています、クリーン課、環境課などという名前で残っています。
詳しくは役所の大代表に電話して担当課につないでもらうと良いでしょう。
都道府県での公害の調停はまずは相手と話し合う必要があります。
「言っても聞いてもらえなかった」ということで公害紛争と言うことになり仲裁する役目が必要になるのですね。
これは被害者側、加害者側に事情聴取をします、その時証拠写真も撮られます。
企業などはこの時点で公害申請の恐ろしさを感じて手のひら返しをすることが多いです。
つまり言い分を聞くから公害申請しないで欲しいと考えるようになるのです。
そりゃそうですね、今まで公害申請された例はないですから 。
下手すれば公害申請の第一号加害者となり今後この方法がどこでも使えるようになる前例となり得るのです。
そんなことをしたら同業者から白い目で見られますね、「お前たちのせいで俺たちも同じように対処しなくちゃいけなくなったではないか」となってしまいます。
そんな勇気がある業者などいませんね、まず役所が来るという事自体で態度を一変させているので自分たちが不利だということに気が付いてます。
こうなれば交渉次第で90%要求を 通せる可能性も出てきます。
もちろん交渉力が試されます、ケースバイケースなので何をどうしろというアドバイスはできませんが、「自分を有利に、相手は不利に」ということを常に考えながら交渉します。
もちろん事前にたくさんのケースを考えておくべきです、想定外のことが起きたら深く噛み締めるように考えて、やはり自分が有利になるように返答することが大事です。
この公害調停の強みは裁判ではないので相手が弁護士を出してきても全く役に立ちません。
業界の 常套文句である「勝利するまで裁判する」という手が使えません。
もちろん話し合い中で業者は役人に同席することを嫌うので直接交渉になると思いますが、相手は営業など口のうまい連中を出してきやすいので決定権を持つかなりの上役と話すことが一番です。
「自分たちではうまく交渉ができない」と言って役人を同席させるのが一番良いかと思います。

しかし役人は中立なので味方ではありません。

役場の役人を同席させても公害申請を正式に申請したわけではないのでこの時点ではただの話し合いになります。
あまりにも被害を受けてしまった場合等は申請してば賠償金をもらうのも1つの手ですがその場合決着までに1年以上かかることもあります。
なので相手が引き下がってもらってこれ以上被害を食らわないようにするのが一番だと思います。
都道府県の公害調停はこういう感じです。
では総務省の公害申請はどうなのか?
総務省では相手との交渉は一切せず総務省が行います。
加害者に会う必要もなく話をする必要もありません。
総務省がやることは公害にあったという調査を行い、被害者、加害者双方の調査を行った結果で判断します。

そして総務省は金銭的トラブルにしか対応していません。
そのため申請するにはレシートや領収書など全て揃えてからしか申請しない方が良いと考えられます。
都道府県の公害の調停で結果に不満だった場合にせめてお金だけを取ろうと考えた時使うものと思えばいいでしょう。
ちなみに総務省の場合は裁定と言います。
これはほぼ裁判の判決に近いです、つまり相手は支払い義務があります。
これらのことを考えて公害申請をフル活用して交渉していくのが失敗しないやり方だと思います。

 

ちなみにですが私は一語一句間違えない、聞き逃さない様に心がけています。
更に相手が「公害申請されたらたまったもんじゃない」と思う言葉を投げかけます。

ここらは交渉能力が試されるでしょうね、難しい事だけは確かです。

しかもまだ何も起きていない状態で「今後この様な事が起こりえるのでお願いする」交渉はとても難しくなります。

そこは何とか頑張るしかないですね、一応私が代理してもいいですけど・・・訳あって乗り気ではないです。