19:「農薬中毒の症状と治療法」について(ラウンドアップに解毒剤は無い) | 化学物質過敏症 runのブログ

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・20.有機塩素剤(殺菌剤,別表20参照)
農薬名
フサライド(ラブサイド) PCNB *
(コブトール,ペンタゲン)
TPN(ダコソイル,ダコニール,パスポート)
キャプタン(オーソサイド) ダイホルタン*
(ダイホルタン)
症 状
皮膚・粘膜刺激,酵素阻害
•呼吸器症状:気管支ぜんそく様発作,咳,気管支炎
•皮膚症状:露出部(顔,眼,耳など)のかぶれ(瘙痒感,紅斑,発疹)
•眼症状:結膜炎
• PCNB で,メトヘモグロビン血症を起こす可能性がある
治療法
Ⅰ章【2】項 農薬中毒の治療(P3~P5)に記した処置のうえに,
◦ぜんそく様発作に対する対症療法
◦皮膚症状にはステロイド剤の投与
◦眼症状には対症療法
◦メトヘモグロビン血症に対し,必要に応じて(メトヘモグロビン濃度が30% 以上など),メ
チルチオニニウム塩化物水和物(メチレンブルー静注50㎎「第一三共」)の静脈内投与
初回投与:通常,小児および成人には,メチルチオニニウム塩化物水和物として1回1
~2㎎/㎏を5分以上かけて静脈内投与する
追加投与:投与1時間以内に症状が改善しない場合は,必要に応じ,同量を繰り返し投
与できるが,累積投与量は最大7㎎/㎏までとする

21.イミノクタジン剤(殺菌剤,別表21参照)
農薬名 イミノクタジン酢酸塩(ベフラン)
症 状
血管拡張作用,肝・腎に対する直接毒性
◦経口の場合
嘔吐,頻脈,低血圧・カテコラミン抵抗性のショック,意識障害,けいれん,肝・腎障害
(註)経口摂取の場合,比較的少量でも重症化する症例が多い
◦皮膚に付着した場合
軽度の炎症
◦眼に入った場合
眼粘膜障害
治療法
Ⅰ章【2】項 農薬中毒の治療(P3~P5)に記した処置のうえに,
◦昇圧剤の投与,輸液
◦肝,腎保護療法