Q8 化学物質被害を避けるにはどのようにしたらいいですか? | 化学物質過敏症 runのブログ

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・Q8 化学物質被害を避けるにはどのようにしたらいいですか?     
     
 A :    
 化学物質のない生活は考えられないとしても、私たちにできることは、いろいろあります。

化学物質の被害を避ける最大の方法は「使わないこと」。ケミカルデイズ(化学物質まみれの日常)から脱出するために、まずは第一歩をはじめてみませんか。

 脱ケミカルデイズ 8つの提案  2010年版

1.化学物質、特に新しい人工化学物質は、なんらかの有害性があると考えること。
 新しい人工化学物質は、基本的には人や環境中の生物にとって、なじみのない異物です。

また化学物質の作用は、ものによって、また人によっても違います。

化学物質には、つねに警戒心をもって対しましょう。
2.事故や被害を防ぐためには、製品の注意書きをよく読んで守ること。

試してみて自分に合わないと思ったら即やめること。
化学製品には小さな字でいろいろな注意書きが書いてあります。

これは、実際に起きた事故をもとにしています。

化学物質に対する反応は人によっても違います。

いくら一般に使われている製品でも、自分に合わないと思ったらすぐにやめましょう。
3.どうしても必要か、ほかの手段はないかをまず考えて、化学物質はむやみに使わないこと。
 化学製品の中には必要性に疑問があるものがたくさんあります。

必要性があっても他の手段(加熱、遮断、洗い落とす等)があるものがほとんどです。

このほうが害が少なく、お金もかかりません。 [減らす-その1 なくてもいいものから減らす]
4.新しい化学物質よりは、古くから使われていて、できれば天然の素材を選ぶこと。
 天然のものがすべて安全というわけではなく、毒性があるものもあります。

しかし、天然のものは、長い時間をかけて経験的に安全性が確かめられているものが多いのです。

さらに天然のものは効果が緩やかです。
5.健康への影響を考えて、化学物質を使う場合は有害性のより少ないものを使うこと。
 危険そうなものは使わないようにし、より安全性が確かめられているものに替えましょう。

[減らす-その2 危険そうなものから減らす]
6.環境への影響を考えて、生活の中でたくさん使っているものから減らしていく。
 国が公表しているPRTR(化学物質排出移動量登録制度)データによると、家庭から出る有害物質のトップ3は合成洗剤に含まれる2種類の界面活性剤と、防虫剤のパラジクロロベンゼンです。[減らす-その3 たくさん使っているものから減らす]
7.化学物質過敏症の人など化学物質に弱い人のことを考えて、化学物質をできるだけ使わないようにすること。
 あなたのまわりにも化学物質に弱い人がいるのでは? そんな人たちや、環境中のほかの生物に害を及ぼす可能性があることも、考えましょう。
8.化学物質を使う時は、使用中だけでなく、ゴミにした後のことも考えること。化学物質は燃やしても、埋め立てても有害。
 LCA=ライフサイクルアセスメントという言葉があります。

自分が使う製品の、原料段階、製造から、廃棄した後どうなるのかも考える消費者となりましょう。