虫除け剤 漫然とした使用はするなという注意書き | 化学物質過敏症 runのブログ

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・出典:ケミカルデイズ
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・虫除け剤 漫然とした使用はするなという注意書き        
 
 自然の中で行う、スポーツなどの屋外活動は楽しいものですが、そのときに一番いやなのが虫です。

そんなときシュッと一吹きすれば、手間もかからずに虫をふせぐことができるスプレーが市販されています。

ほとんどの製品は、ディート(deet)という物資が主成分になっています。

 Deetというのは、正式な化学物質名をN,N-ジエチル-3-メチルベンズアミド、あるいはジエチルトルアミドといいます。

虫除け、あるいは忌避剤といって、虫がいやがって近寄らないという効果があります。

肌に直接吹き付けるもので、長時間効き目が続きます。蚊、ブヨ、アブ、ノミ、イエダニ、サシバエ、南京虫と、いろいろな虫に効き目があります。 

 こんなに広く使われているし、虫を近づけないだけなのだから安全なのだろうと思うと必ずしもそうではありません。

ディートは、1991年の湾岸戦争に従軍したアメリカ兵の多数に、帰還後さまざまな症状が出た湾岸戦争症候群の一因でないかといわれています。

カナダではネズミの実験で、筋肉運動や学習、記憶集中力をつかさどる脳細胞の一部が破壊されたという報告があります。

 2005年に厚生労働省は、「使用上の注意」に以下のことを書くよう、製造業者に義務付けました。

・虫が多い場所など、必要な場合だけに使用を限定し、漫然とした使用は避ける。
・小児(12歳未満)に使用させる場合には、保護者等の指導監督の下で、以下の回数を目安に使用すること。なお、顔には使用しないこと。 
    6か月未満の乳児には使用しないこと。
    6か月以上2歳未満は、1日1回
    2歳以上12歳未満は、1日1~3回
・目に入らないように注意し、入った場合はすぐに水などで洗い流す。
 同省の文書は、「有害性が明らかな研究結果はないが、引き続き神経毒性についての研究に注目していく」と締めくくっています。

 虫除け剤としては、ハーブの成分などを使った製品があるので、そちらの方が安全です。