・出典:ケミカルデイズ
http://www16.plala.or.jp/chemicaldays/index.html
food
・カップ麺 添加物テンコ盛り、たまーに食べるのがいい
お湯を注いで待つこと3分、カップめんはお腹がすいた時にすぐに食べられて、ほんとうに便利ですね。
外国でも人気とか、日本人の発明品なのでしょうか。
ところで、カップめんって、何が入っているのでしょうか?
・表示の例:ちゃんぽんうどん
油揚げめん(小麦粉、でん粉、植物油脂、食塩、植物性たん白、大豆植物繊維)、キャベツ、デキストリン、食塩、豚脂、ポークエキス、植物油脂、人参、チキンエキス、いか、かまぼこ、味付卵、糖類、香辛料、乳糖、酵母エキス、野菜エキス、キクラゲ、しょうゆ、魚介エキス、粉乳、たん白加水分解物、でん粉、小麦粉、調味料(アミノ酸等)、増粘多糖類、リン酸塩(Na)、炭酸Ca、乳化剤、pH調整剤、香料、酸化防止剤(ビタミンE)、クチナシ色素、香辛料抽出物、紅麹色素、ビタミンB2、ビタミンB1、カロチン色素
(合成保存料、合成色素は使用しておりません)
あまりの添加物オンパレードに頭がくらくらしてきます。
「合成保存料、合成色素は使用しておりません」と書いてあるので、その点は評価します。
しかし、そのほかにも気になる添加物がたくさん入っています。
たん白加水分解物、リン酸塩、アミノ酸、乳化剤、香料などです。
たん白加水分解物は、動物や植物のたんぱく質を塩酸でアミノ酸に分解したものです。
遺伝子を傷つけ細胞に突然変異を起こす物質(変異原物質のクロロプロパノール )が製造工程中に微量に生成されることがわかっています。
リン酸塩は、保存料・着色料・発色料・漂白料などとして加工食品に大変多く使われる食品添加物です。
体に入り込んだリン酸塩はカルシウムと結合して体外に排泄されます。
このため、リン酸塩をたくさん採るとカルシウム不足になってしまいます。
アミノ酸は、いわゆる化学調味料のことで、グルタミン酸ナトリウムが主要な成分です。
入っていないものを探すのは難しいほど、あらゆる加工食品に入っています。
したがって、毎日体に入ってくる量も大変多いのです。
アミノ酸は、たくさん採り過ぎると「中華料理店症候群」といって、しびれ、頭痛などの急性中毒症状が出るおそれがあります。
また、アミノ酸の“うまみ”に慣れてしまうと、ほんものの味がわからなくなって、入っていないと物足りなく感じるという心配もあります。加工食品は、たくさん採らないほうがいいと思います。
それから、容器の問題があります。
熱湯を直接注ぐので、ポリスチレンなどのプラスチックに含まれている可塑剤などの化学物質が溶け出してくる恐れがあるのです。(プラスチック容器を見てください)
塩分が多いこと、油分が多いことも気になります。
塩分は食塩(塩化ナトリウム)のことと思っている人が多いですが、Na(ナトリウム)の量(×2.54)ですので、アミノ酸(グルタミン酸Na)、リン酸Naにも塩分が含まれています。
したがって、塩辛いだけではなくて、塩分過多の可能性もあります。
この製品例では、ナトリウム2.1グラムと書かれています。
塩分は5.33グラムになり、15歳以上の1日の摂取目標(男性10g未満、女性8g未満)の半分以上になります。
カップめんは、たまに楽しみに食べる程度にとどめるのがいいと思います。
(更新日 2010/07/17)