油性ペン たくさん使えば教室に揮発ガスが充満!!  | 化学物質過敏症 runのブログ

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・出典:ケミカルデイズ
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・油性ペン たくさん使えば教室に揮発ガスが充満!!       
 
     
ボールペンより太い字が書いたり、あるいは絵を描いたりする太い筆記具がありますが、それらはまとめて、マーキングペン、マーカー、フェルトペンなどと呼ばれています。

サインペン、マジック、チップペン、カラーマーカーなどいろいろな製品があり、鉛筆やボールペンより多く使われています。

 フェルトペンという呼び方は、ペン先の作りからきています。

ペン先はフェルトという繊維を固めたものか、プラスチックのペン芯で、容器中の綿に浸み込ませたインキが毛細血管現象で、筆先ににじみ出てきます。

毛筆ができる筆ペンもこれに含まれます。

 マーキングペンは早く乾いて発色が鮮やかで、油性のものは紙だけでなく、ガラス、金属、プラスチックなどにも書けるので重宝されています。

その反面、蓋をはずしたりしているだけで、インキがすぐに乾いて使えなくなるという欠陥もあります。

 マーキングペンは、使われているインキの種類によって次のように分けられます。
  油性マーキングペン
       油性染料インキ 有機溶剤、染料、樹脂
       油性顔料インキ 有機溶剤、顔料、樹脂
  水性マーキングペン
       水性染料インキ 水・湿潤剤、染料
       水溶性顔料インキ 水・湿潤剤、顔料

 染料や顔料を溶かしている溶剤が揮発して乾燥することで、色が定着します。

水性はあまり問題がないのですが油性マーキングペンの有機溶剤が問題です。

有機溶剤には、芳香族系、アルコール系、脂肪族系などという種類の物質が使われています。
 
使っている時に、含まれている有機溶剤が全部揮発します。

ペン先が太いので、かなり強いニオイがして、学校などで大量に使うと、教室内がかなりの濃度になります。
 近年ではキシレンのような有害性の高い有機溶剤に代わって、安全性の高い溶剤を使用したり、水性の顔料を利用する製品も出てきています。

 締め切った部屋で大量に使う事は絶対にやめるべきで、使うときはできるだけ口から離して吸い込まないように、窓を開けて換気をするなり、できれば屋外で使うようにしましょう。

化学物質過敏症の生徒さんがいる場合はとくに気をつけて下さい。