模型製作 製作中は換気に注意!!  | 化学物質過敏症 runのブログ

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・出典:ケミカルデイズ
http://www16.plala.or.jp/chemicaldays/index.html


模型製作 製作中は換気に注意!!       
 
     
  組み立て用プラモデルの材質は、多くはポリスチレンという種類のプラスチックからできています。

一部、ABS(アクリロニチリルブタジエンスチレン)樹脂やポリプロピレン系のものもあります。

これらのプラスチックに微量残っている原料のスチレンモノマーやアクリロニトリルは有害物質です。

それ以上に問題なのは製作時に使われる接着剤や塗料です。

含まれる有機溶剤が揮発性で、多量に吸い込むと中毒を引きや起こします。
◆接着剤(セメント)
 ポリスチレンを溶かし合わせて接着します。

有機溶剤として、アセトン、エタノール、イソプロパール、酢酸ブチルなどか使用されています。

また、異なる材質同士を接着するために使われる瞬間接着剤(成分シアノアクリレート)には溶剤は入っていません。

◆塗装
 油性アクリル系塗料(ラッカー)。溶剤の臭い、毒性、引火性などが一番強く注意が必要。欧米ではVOC(揮発性有機物質)規制の面から、規制が掛けられています。

水性アクリル系塗料。水やアルコールで薄めるのでラッカー系よりは安全です。

油性エナメル系塗料。専用の溶剤(工業ガソリン系)で薄める。

締め切った狭い部屋で長時間、作業をしていると、有機溶剤中毒になるそれがあります。

特にスプレーやエアブラシのような大量に使用するときが危険です。

できる限り吸い込まないように、部屋の窓を開けたままにして換気に努めるようにしましょう。

またフィルター交換式の塗装マスクや、排気用の塗装ブースというものも売られています。視神経も犯すので、ゴーグルも必要です。

接着剤や塗料は、一番身近な有機溶剤のひとつです。吸い込むとたんに気分が悪くなるというだけでなく、神経系に作用する毒なので急性や慢性の中毒や、化学物質過敏症の引き金になりかねません。

また、凹みなどを埋めるパテの材料のひとつエポキシ樹脂は、アレルギー性皮膚炎、喘息などを引き起こし、原料であるビスフェノールAは環境ホルモン作用があると指摘されています。

パテを盛ったあとのヤスリ掛けでは、粉塵を吸い込まないように防塵マスクが必要です。