ネイル(マニキュア)美しさのかげに、危険あり!!  | 化学物質過敏症 runのブログ

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・出典:ケミカルデイズ
http://www16.plala.or.jp/chemicaldays/index.html

・ネイル(マニキュア)美しさのかげに、危険あり!!       
 
  つめを美しく飾るネイル・アートに魅かれる人がいるかもしれません。

そこまでしなくても、マニキュアやぺディキュア(足のつめ用)でおしゃれする人は多いですね。
これらのものには、たくさんの化学物質が使われているのを知っていますか。

 つめの手入れに使われるのは、次のようなものです。
[キューティクル・リムーバー] 爪の外皮(甘皮)を柔らかくして取り除きやすくする。 

弱アルカリ性溶液。アルコールで拭いて油分をとる。
[ネイル・エナメル] ネイル・ラッカー、ネイル・カラーともいう
[エナメル・リムーバー] 除去液、除光液ともいう。
[ベース・コート] ネイル・爪の保護やエナメルの密着性をよくするために下地として塗る。
[トップ・コート] 塗布面を保護するために一番上に塗る。透明。
[ネイル・ブリーチ] タバコやインキの汚れなどを漂白する。
[薄め液(希釈液)] ネイル・エナメルを薄める。

成分の一例です。
・ネイル・エナメル
酢酸エチル、酢酸ブチル、ニトロセルロース、(アジピン酸/ネオペンチルグリコール/無水トリメリト酸)コポリマー、イソプロパノール、クエン酸アセチルトリブチル、PET、シリカ、ステアラルコニウムベントナイト、アクリレーツコポリマー、マイカ、酸化チタン、(スチレン/アクリレーツ)コポリマー、ブタノール、オキシベンゾン-1、黄4、ジ安息香酸トリメチルペンタンジイル、ポリビニルブチラール、ジメチコン、トリメチルシロキシケイ酸、Al、紫201 

 成分の例からも分かるように、マニキュアは化学物質のかたまりと言ってもいい化学製品です。化粧品の中でも最も毒性が強く、子どもの誤飲事故も多く発生しています。

 マニキュアは、基本的にはニトロセルロースやアクリルなどの合成樹脂に、顔料(着色材)を入れて、有機溶剤(トルエン、酢酸エチル、酢酸ブチル、アセトン、エタノール)、可塑剤で溶かしたものです。

 除光液は、溶剤のアセトンや酢酸ブチルなどの酢酸エステル類を含みます。

アセトンは脱脂性(油を取り除く力)が強く、爪が白く、黄色く変質しやすくなります。

アセトンは、除光液だけではなく、ペンキや接着剤などに溶剤として多用されています。

揮発性、引火性の高い物質で、呼吸器や眼への刺激性、中枢神経への影響ありとされ、生殖能または胎児へ悪影響のおそれの疑いも指摘されています。

 国民生活センターでも、マニキュアに除光液を混ぜたことによるビンの破裂事故、つけ爪による化のう、つけ爪接着剤によるかぶれや化学やけど、つけっ放しでかびが生える、つけ爪といっしょに生爪がはがれるなどの事故が紹介されています。

 使用には、くれぐれも気をつけてください。