洗濯排水からマイクロプラスチックを減らすために | 化学物質過敏症 runのブログ

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・出典:ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議
ニュースレター第112号 

・洗濯排水からマイクロプラスチックを減らすために
科学ジャーナリスト・国民会議事務局 植田武智
プラスチックをポイ捨てしない人も無関係ではない

ウミガメの鼻に突き刺さったストローの破片。かなり強烈なインパクトがあったためか、マクドナルドやスターバックスコーヒーが相次いでプラスチックの使い捨てストローを廃止する方針を発表しました。

ヨーロッパではストロー以外の使い捨てプラスチック容器や包装の禁止も実施されようとしています。
 海洋を汚染するプラスチックは大きな社会問題ですが、日本ではまだ、日常生活で自分が発生源になっているという意識は薄いのではないでしょうか。

国民会議の読者の中には、そもそも使い捨てプラスチックはできるだけ使用しない、ポイ捨てなんてとんでもないという方たちも多いと思います。

しかしポイ捨てしない方たちでも、実は毎日の生活の中でプラスチックを環境中に捨てています。

それは洗濯排水に含まれる化学繊維の糸くずです。
 

マイクロプラスチックを流し放題の洗濯機!?
4月の運営委員会でのこと、「化学繊維の洋服の洗濯排水には、繊維状のマイクロプラスチックが大量に含まれていて、海洋汚染の原因のひとつとなっている」ことが海外の研究でわかったと話題になりました。
運営委員の K さんによる「海外の洗濯機には糸くずネットはついていないのかしら?」という発言が気になり、帰宅後、我が家の10年以上使っている洗濯機を確認したところ、糸くずネットが付いていませんでした。

もともとは付いていたのですが、ネットが破れて、それ以降ネットなしで洗濯していたのです。
 黒い洋服を洗濯したときに細かい繊維くずがたくさんついて、真っ白になってしまうことがありましたが、新しい糸くずネットを付けたらかなり減少しました。ナイロンやポリエステルなど化学繊維の洋服から出る糸くずが、まさにマイクロプラスチックになるわけで、我が家は長年の間、マイクロプラスチックを排出していたことになります。
 反省の意味を込めて、洗濯排水から出るマイクロプラスチックを減らす方法を調べてみました。