6:日本の健康に影響が大きい空気汚染化合物とその製品 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・生活ネットさんにもご協力いただいて、環境変化が体調に影響するかどうかをアンケート調査しました。

回答してくださった方の約40%が身近な環境のもので体調が悪くなる、その製品種類はこんなものだと回答してくださいました。

多い順に、除草剤、殺虫剤、柔軟剤、洗剤、道路舗装工事、消臭剤、学校の改築工事でした。
いずれも、イソシアネートを含むものでした。

 


 

・比較的無害な有機溶媒とか、香料とかも、毒性が強いものと混合すると、それ自身はごく薄くても有害になります。

混合の時のそれぞれの成分の有害濃度は、この黄色い計算式で計算されます。

計算結果を右の欄に書いておきましたが、職場の許容濃度でいうと、イソシアネートだけでは1ppbです。 

香料とか有機溶媒など許容濃度が10万ppbの化合物に、イソシアネートが1%混合されるときには香料の許容濃度は、わずか100ppbと純粋な時の千分の1にもなってしまいます。 

わずか0.01%だけ混じっていても、溶媒や香料だけの許容濃度の10分の1が共用限界になります、 物質安全データシートには、イソシアネートがモノマーで1%以上入ってなければ記載しなくてよいことになっていますから、この時の溶媒や香料の濃度だけを見て、無害だと判断しないようにしましょう。

・空気汚染化合物の中で、イソシアネートだけが一番もんだいなことがわかりました。 

その分析方法としては、実験室に持ち帰って精密に分析する方法と、その場所で分析結果を直接読める方法があります。 

また、イソシアネートは種類やプレポリマーが無限に多いので、その全部の合計濃度が安全性に影響するので、合計のイソシアネート部分の濃度を測るべきだといわれるようになりました。 

直読式ではイソシアネートの全部のイソシアネートの濃度が大体測れます。