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ぜんそく原因「PM2・5」地下鉄は地上の5倍
2019年01月16日 08時39分
 ぜんそくなどの原因となる微小粒子状物質(PM2・5)の濃度を地下鉄の駅構内で調べたところ、地上に比べて最大で5倍だったとの調査結果を、慶応大などの研究チームがまとめた。

地下鉄が駅に停車する際のブレーキなどで金属の微小粒子が発生した可能性があるといい、日本の専門誌「大気環境学会誌」に論文が掲載された。


 奥田知明・慶大准教授(環境化学)らの研究チームは昨年7月、横浜市内の地下鉄駅構内に測定機器を置き、午前5時から午後8時までのPM2・5濃度の変化を調べた。

その結果、濃度は始発電車が到着した頃から上がり始め、午前8~10時頃の通勤時間帯には大気1立方メートルあたり100マイクロ・グラムを超えた。

同じ時間帯に屋外で測った濃度の約5倍だった。

 粒子の成分を詳しく分析したところ、鉄の濃度が屋外の約230倍だったほか、チタンや銅、亜鉛などの金属類の濃度が高い傾向にあった。

研究チームは、ブレーキや車輪とレールの摩擦によって鉄などの微小粒子が発生したとみている。

奥田准教授は「他の駅でも濃度が高い可能性があり、調査の規模を広げる必要がある」と話す。