サケ高騰でも値上がりしないイクラの怪!化学調味料まみれ「マスコイクラ」に注意 | 化学物質過敏症 runのブログ

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http://healthpress.jp/2018/09/post-3729.html
2018.09.08
シリーズ「子どもには絶対に使ってはいけない生活用品」40回
サケ高騰でも値上がりしないイクラの怪!化学調味料まみれ「マスコイクラ」に注意
 ウナギ、サンマ、サケ、スルメイカ……。魚介類の価格高騰が止まりません。

なかでもイクラの価格高騰が半端ではありません。

 2018年6月の東京都中央卸売市場(築地市場)におけるイクラの平均卸価格は、1キロ当たり6839円。

前月からまた8%ほど上昇し、前年6月と比較すると19%ほど高くなっています。

また、6月としては過去5年で最高の価格を記録しました。

 今やイクラは、高級食材に様変わりしています。

昨年来、北海道では、サケの人工孵化施設で生簀(いけす)内のサケの腹が割かれ、卵だけ盗まれる事件が頻発しています。

 イクラ価格高騰の原因は、2年連続の秋サケ(シロサケ)の歴史的不漁にあります。

イクラは秋サケの卵なのですから、当然、イクラも圧倒的な品不足になっているわけです。

イクラはコピー食品の代表格
 イクラ価格が高騰しても、消費者の「イクラを食したい」という旺盛な欲求がなくなるわけではありません。

逆に利に聡い食品業者が、こんなチャンスを見逃すはずはありません。

ホンモノのイクラが手に入りずらいのなら、そっくりなものを探すか作るかして売れば大儲けできる。

ということで、「多種多様なイクラ」が登場しています。

 イクラはコピー食品の代表格で、植物油脂とグルタミン酸ナトリウム、アルギン酸ナトリウムなどの添加物で作られた「人造イクラ」は、以前からスーパーで「サーモンドロップ」の名称で販売されていていました。

「本品はイクラではありません」の表示もされています。

 もしこれを回転寿司などで「イクラ」とメニューに書いて販売したら、不当景品類及び不当表示防止法(通称:景品表示法) 違反。

チェーン店ならば、悪くすれば全店が閉店になりかねません。そんなリスクを犯す回転寿司店はないと思いますが……。

 しかし、イクラの価格が高騰しているのに、回転寿司などからイクラがなくならないのはなぜでしょう?

「人工イクラ」より安い「天然イクラ」が商品化
 そのいちばんの理由は、「人工イクラ」より安い「天然イクラ」が商品化されたからです。

それは、マスの魚卵(マスコ)を使ったイクラ(「マスコイクラ」)です。

「マスはサケ科だから、天然イクラと表示しても問題ないだろう」というわけです。

実はイクラに限らず、激安のサケ缶詰の大部分がマスです。

 水産卸業者によると、2018年夏時点で秋サケの魚卵を使った「本物のイクラ」の卸値は、質の悪いロシア産で100g当たり375円程度、北海道産で775円前後、「人造イクラ」は338円、「マスコイクラ」が320円~476円で取引されているといいます。

 マスコイクラなら、人造イクラ並みに価格は安いうえに、「天然イクラ」と表示もできるのだから、回転寿司チェーンなどの外食関係者が飛びついているのも当然です。
「マスコイクラ」は化学調味料まみれ
 しかし、安いものにはそれなりのリスクがあることを、消費者は忘れてはいけません。

 マスは養殖のニジマスがほとんどで、その魚卵であるマスコは、色も赤みが薄いし、粒に張りがないので歯ごたえが悪いし、味が淡泊です。

 そこで「マスコイクラ」は、発色剤の亜硝酸塩でピンク色にし、化学調味料、還元水飴、魚介エキスで美味みを付けています。

特に亜硝酸塩は、危険度1、2を争う添加物です。

亜硝酸塩自体よりも相乗毒性が問題で、人間の胃の中に含まれるアミン類と反応してニトロソ化合物という強烈な発がん物質を生成してしまうのです。

 また、化学調味料としてはグルタミン酸ナトリウムが主に使用されますが、弘前大学医学部のラットの実験では、化学調味料の「味の素」(主成分はグルタミン酸ナトリウム)をたくさん食べ続けたラットほど緑内障に罹ったという結果が出ています。日本での失明原因のトップは緑内障です。誰もが化学調味料との関係が気になるところです。

 イクラだけでなく、ウナギ、サンマなど、日本人にとって身近な魚の価格が高騰しています。

資源の取りすぎ、異常気象、膨れ上がる巨大な中国の胃袋……原因は様々指摘されています。

 今後「安くて美味しい」さまざまな「まがい物」が登場してくるはずです。

それらが本当に安全な食品なのか、十分な注意が必要です。
(文=郡司和夫)