・西山晃好 P 大 友 守 P 長 谷川眞紀11 秋 111一男21
1独 立 行 政 法 人 国立 病 院機構 相 模原病 院 臨床環 境 医
学 セ ンター 独立行政法 人国立病 院 機構 相模 原 病院
臨 床研 究セン ター2
[目的}化学物質過敏症{以 下 CS :・の 診断には客 観的指標 がなく、診断基準に基づ い て なされ るため、精神疾患および 他慢性疾患との 鑑別が不 透明である,環境 医 学セ ン ターの 外 来 に 来た患者の 臨床症状と自覚症 状 と気 分 状 態の 関連 につ い て 検討した,
{方法)平成 15年 9 月から H16年 9 月まで 当 院 環境 医学セ ンターを受診し,臨床的に CS の 診断に至っ た 13 名と他疾 患と診断された 17名につ い て,質問紙を使っ て 自覚症 状 .生 活の 障 害の程度,気分状 態につ い て 調 査した,気 分状 態の 評価につ い てはPОMS を用 い た、
(結 果 と考察:】CS と診断され た群と他疾思と診断され た 群 で 、緊張不安状 態,抑うつ 状態,怒り敵意,疲労,混乱などの 項目では,それ ぞれに 特徴的な結果は得られ ず.有意な差は認 め なか っ た.
また 両者 とも活動性 に 関する項 目は 低得点だったが両者に有 意な差は 認めなか っ た.ⅭS を疑っ て 来院す る患 者は活動性が落ちて い る状 態に あることが伺えた が,気分状態の 評価が直接は CS の 診断に結び つ くもの で はない と考えられた ,
しかしうつ 状 態.ス トレス 疲弊状 態などの 評価は CS 患 者には不可 欠であり,その 後の治療ス タン スを決定するの に 重要と考えられた.
runより:文字間に変な隙間があるのはバグですが直しているとこっちが壊れそうなので読める程度ならそのままにしています(´・ω・`)