◇「どちらのタバコの臭いがしますか」
係争の発端となったのは、A辰夫さんの「報告書」(平成30年2月10日)によると、2016年9月6日に、団地内にあるゴミ捨て場でA辰夫さんと藤井敦子さんが偶然に会ったことである。
藤井敬子さんは、A辰夫さんから喫煙の有無を尋ねられ、
「主人はタバコを吸うけれど、防音室で吸っているので煙は外に出していません」
と、答えた。
藤井敬子さんは、A辰夫さんを自宅に誘い、夫の将登さんを交えて、状況を説明した。
その際、将登さんは、タバコは吸うけれど本数は少ないことを説明して、実際に自分が吸っているタバコのサンプルをA辰夫さんに手渡した。
煙草は2種類で、いずれも外国製だった。
インドネシア産のガラム(クローブの花)とデンマーク産のCOLTバニラ味だった。
藤井将登さんは、妻と娘は煙草を吸わないことを伝えたうえで、
「自分のタバコが原因なら、家としても対応しなければなりません」
と、言った。
A辰夫さんが藤井家を去ったあと、A辰夫さん妻であるA伸子さんが、藤井さん宅へやってきた。
A伸子さんは、娘さんの体調が特に悪く、副流煙が人体に悪影響を及ぼすこを話し、改善を求めた。
そこで藤井将登さんは、
「2種類のタバコのうち、どちらのタバコの臭いがしますか」
と、尋ねた。
A伸子さんはすぐには答えられなかった。
そこで藤井将登さんは、あるひとつの実験を提案した。
藤井家の空気が外部にもれるルートとして、考え得るのが換気扇なので、換気扇をオンにして藤井将登さんが換気扇の下でガラムを吸い、2階で臭いを感じるかどうかをA伸子さんが確認する、という実験だ。
A伸子さんはそれに応じた。
そこで藤井将登さんは、あるひとつの実験を提案した。
藤井家の空気が外部にもれるルートとして、考え得るのが換気扇なので、換気扇をオンにして藤井将登さんが換気扇の下でガラムを吸い、2階で臭いを感じるかどうかをA伸子さんが確認する、という実験だ。
A伸子さんはそれに応じた。
団地に隣接するバス停、陸橋下に散乱している煙草の吸殻
・マイクロカプセル(ミクロン単位のカプセル)の「皮」の原料がイソシアネート。マイクロカプセルは熱や摩擦で徐々に劣化していく。すると、内側から成分が出てくる。その結果、たとえば化粧品であれば香が、農薬であれば殺虫効果が長持ちする仕組みになっている。(左)劣化前、(右)劣化後。
電磁波による人体影響のイメージ図。出典:Veterans Today
その結果はというと、.....この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。
runより:残念ながらこの先は有料記事。
しかしこれだけでも十分でしょう、日常に潜む危険、実証できれば勝訴も可能という事です。
何度も言っている事ですが泣き寝入りの時代は終わりました。
闘い方はあります、訴訟だけが戦いではありません、最悪に陥る前に公害申請など方法はあるのです。