・J-STAGEアレルギー / 62 巻 (2013) 9-10 号 / 書誌
2013 年 62 巻 9-10 号 p. 1358-
・QEESI を用 い たア レ ル ギー疾患 ，シ ッ ク ハウス 症候群 ，化学物質過 敏症 患者 の症 状 比 較
山 中 隆夫1＞ 北 條祥子2） 宮 田幹夫3） 水城 ま さみ4）
相澤好治5） 釣木澤尚実6） 押方智也子 6） 長 谷 川 眞紀6）
大友 守6） 秋 山一男6）
（国立 病 院機構南 岡山医療 セ ン タ ー1） 早稲 田大学2） そ よ風 ク リニ ッ ク3） 国立 病 院機構盛 岡病院4） 北里大 学5）
国立病院機構相模 原病 院6））
【目的1ア レ ル ギー疾患 ，シ ッ クハ ウ ス 症候群 （SHS ），化学物質過敏症 （CS ）の 密接 な関係 は指摘 され て い る が，その詳細は よ くわ か っ て い な い ．
本研 究の 目的は ア レ ル ギ ー疾患，SHS 及 び CS の 症状 を比 較す る こ とで あ る．
【方法 】調 査対象 ： ア レ ル ギ ー疾 患患者 （喘息，鼻炎，ア トピ ー性皮膚炎 など）， SHS 患者 （4 分類 ）， CS 患 者， 対照群 （一般 人 4，012名），症状 は各対象群 の QEESI得点の 多変 量解析 に よ り比較 した，
【結果】CS 患 者は SHS 患者 と比 べ 有意に 高得 点 を示 した．SHS の 4 分類 間で QEES工得 点 に 有意差が あ っ たtア レ ル ギー患者の 問診票得 点は ，対照群 と類似した 値 を示 し，CS 及 び SHS 患 者 と比 較す る と有 意 に 低か っ た．
喘息 鼻炎，ア トピー性 皮膚炎な ど疾患 別に み る と有意差 が認 め られ た．
【結 論】ア レ ル ギ ー疾 患 とSHS 及 びCS の 比 較 は，疾患別 に得点 を比較す る 必要で ある ，