8:革命的アレルギー性気管支喘息の根本治療法 | 化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 電磁波過敏症 シックスクール問題を中心としたブログです

一方、ステロイドを止めさせると同時に漢方煎剤を用いてリバウンド症状を楽にしていくにつれてIgE抗体が上がっていきます。

これは漢方煎剤が免疫を抑制することがないことの一つの証拠です。

ここで賢い人は次のようなするどい質問をするかもしれません。

「ステロイドの離脱症状の方が激しくて漢方煎剤の抑制作用が隠されているのではないか?さらにあなたの言う自然後天的免疫寛容というのは漢方煎剤の免疫の抑制の始まりを意味しているのではないのでしょうか?」と。

それに対して私は次のように答えます。

「ステロイドの抑制作用がいずれ取れ、同時にステロイドのリバウンド現象も終わったときに、もし隠されていた漢方煎剤の免疫抑制作用があればご指摘の通り再びIgE抗体は下がるでしょうが、同時にアレルギーが治ったから漢方煎剤を飲む必要が無いので漢方を止めるとしましょう。そうすれば再び漢方煎剤の免疫抑制作用の結果、必ずリバウンド現象が出てしまうでしょう。ところが私が後天的免疫寛容が生じ、全てのステロイドの副作用を除去できたのでアトピーが治り、鼻炎が治り、喘息が治ったので漢方煎剤を服用する必要は無いと宣言した患者には、絶対にリバウンドが出ることはないという事実をどのように説明できるでしょうか?つまり、漢方を止めたからといって再びIgE抗体が上昇することもなく、症状が再発することもないわけですから、漢方煎剤には免疫抑制の作用は絶対に無いのです。」と答えるつもりです。

この質問は極めて優れた質問であり、自然後天的免疫寛容を漢方煎剤の免疫抑制の始まりと指摘するところにポイントがあるわけです。

念を押しておきますと、漢方がアレルギー性気管支喘息を治しているのではなく、漢方は免疫を抑制せずに症状だけを除去するのに貢献しているのです。

この漢方の謎を完全に解明すればノーベル賞が何個も貰えるでしょう。

 今さら言う必要は無いのですが、様々な漢方研究施設で実験的にも漢方処方が免疫を促進させることを証明しております。

(8)実際の治療上の問題

 アトピーと違ってアレルギー性気管支喘息の治療上の実際的な問題は皆無です。

すでに述べたようにステロイドのプレドニンを長期に常用してきた人だけに対しては慎重にプレドニンを減らしていく必要があります。

他の抗アレルギー剤はステロイドに比べれば免疫抑制作用については比べようも無い程に弱いものですから、漢方煎剤を飲む限り、即座に服用を止めても問題はありません。

アレルギー性気管支喘息は炎症が生じる気管支自体が極めて狭いうえに、大気が無限大にあるので、そこに含まれている化学物質は大気に薄められているので通年のアレルギー性気管支喘息が見られるのはまれです。

例えば公害で認定されている喘息患者も常に発作を起こしているわけではありません。

通年の喘息が多く見られるのは自律神経が大きく関わっているアレルギーの患者さんだけです。

しかし問題が起こるのはアレルギー性気管支喘息の患者さんが風邪を引いたときに喘息発作が出ることがあることです。

従って喘息患者は常に風邪を引かないように心掛けなければなりません。

しかもアレルギーで唯一生死に関わりがあるのが気管支喘息ですから、重篤度は喘息がダントツであることは言うまでもありません。

しかしアトピーよりも遥かに喘息のほうが治しやすいのです。 

最後に一言。

 どうしても言っておきたいのは、私が特別な名医であるからアレルギー性気管支喘息を治せるというのではありません。

漢方煎剤の持つ気管支拡張作用の賜です。

免疫を抑制しないで症状だけを取るだけで、アレルギー性気管支喘息は自然治癒が原理的には可能であるからです。

自然に逆らわなければ、必ず治る病気だからこそ、私が治せるのです。

 

runより:是非ノーベル賞とってほしいですね( ̄_ ̄ i)