加熱式たばこなのに体臭がキツくなる!? | 化学物質過敏症 runのブログ

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加熱式たばこなのに体臭がキツくなる!? その理由を専門家が解説
2018.5.12 21:00
昨今人気の加熱式たばこ。

臭いが少ないと言われているが、非喫煙者からするとやはり臭いという声もチラホラ。

「タバコを吸いすぎて体に染み付いた体臭」という質問が「教えて!goo」にも投稿されているが、加熱式たばこでも吸い続けると体臭も臭くなるのだろうか?専門家に聞いてみた。

 加熱式たばこで臭いがするのはなぜ?

 そもそもタバコに分類されるものには、葉巻、パイプたばこ、紙巻たばこ、加熱式たばこ、電子たばこなどがある。

 「加熱式たばこと電子たばこは混同されやすいですが、加熱式たばこはタバコの葉を電気的に加熱するもので、日本で販売されているのはこのタイプです。電子たばこはニコチンなどの成分が入った液体を電気的に加熱して、吸引するタイプ。これは、海外からの個人輸入品に限られます」

と教えてくれたのは、All About「男のボディケア」ガイドの大泉高明さん。

このうち、紙巻たばこと加熱式たばこ自体が発する臭いの違いについて聞いてみた。

 「紙巻きたばこの有害成分や臭い成分の多くが、紙が燃えることで発生するともいわれています。このため、紙を燃やさない加熱式たばこは有利といえます。加熱式たばこは紙巻たばこに比べると、アセトアルデヒドなどの有害成分が、1/10~1/100というデータもあります」(大泉さん)
とはいえ、加熱式たばこでも当然臭いはする。

 「たばこの煙には400種類以上の成分が含まれていて、なかには4000種類以上の成分が含まれているというデータも。たばこの臭いの原因物質の代表的なものは、ニコチン、アセトアルデヒド、ホルムアルデヒド、酢酸、硫化水素、アンモニア、ピリジンなどです」(大泉さん)

 加熱式たばこは、ヤニ臭さの原因となるタールの含有量を押さえてあることを謳い文句としていることが多いが、それ以外にもたばこには複数の臭い成分が含まれているようだ。

 喫煙で体臭がキツくなるメカニズム

 喫煙により臭いを発する主な原因は、(1)副流煙などの直接的な臭い、(2)衣服や髪の毛に付着した臭い、(3)口腔環境悪化による口臭、(4)肺からの呼気の臭い、(5)交感神経興奮による臭いの5つ。

 「加熱式たばこは火を使わないので、直接的な臭いや衣服や髪の毛に着く臭いは格段に減ると考えられます。しかしニコチンの量は基本的に変わりませんし、他の臭い成分も少ないとはいえ存在します。紙巻たばこよりはマシでもたばこであることに変わりはなく、体臭も程度の差こそあれ同じように発生すると考えた方が良いでしょう」(大泉さん)
では、(3)~(5)のメカニズムについてそれぞれ教えてもらおう。

 「たばこの成分は(3)口腔内の環境を悪化させ、歯周病や歯槽膿漏の原因菌が増加し、口臭の原因になります。これにたばこの臭いが混合され、口臭となります。また、喫煙するとたばこの成分は口の粘膜、気管、肺の粘膜から吸収され、血液に入ります。肝臓などで分解されなかった成分や、分解された臭い物質は血液を流れ、再び肺に運ばれます。これが、(4)呼気の臭いとなって放出されます。そして、ニコチンは殺虫剤にも使われる毒物で、神経毒の一種です。シナプスに作用して、(5)交感神経を興奮させる働きがあります。すると、エクリン腺、アポクリン腺などの汗腺からの分泌物が増えます。また皮脂腺から皮脂の分泌も増えます。ワキガや加齢臭の原因となる可能性もあります」(大泉さん)

 これらは目には見えないが、確実に臭いの原因となっているようだ。