・出典:ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議
ニュースレター第103号2017年2月
http://kokumin-kaigi.org/wp-content/uploads/2017/09/JEPA-news-103.pdf
・発達障害の増加とその原因を考える
発達障害を持つ小中学生が増加―ここ十数年の変化
広報委員会
発達障害と特別支援教育
公立小中学校では、障害のある子ども一人ひとりの教育的ニーズに応じた適切な指導や特別な支援が「特別支援学級」や「通級による指導」によって実施されています。
どちらも特別支援教育ですが、通級による指導は、通常の学級での学習におおむね参加でき一部特別な指導を必要とする子どもが各教科などの指導は通常の学級で受け、障害に応じた特別の指導を特別の場で受ける教育形態です(下図参照)。
近年、発達障害のためにこうした特別支援教育を受けている小中学生が増加しています。
発達障害とは、生まれつきまたは幼児期の怪我や病気により、脳機能の発達に影響が出る障害です。発達障害者支援法では「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるもの」と定義されています。
しかし、中には定義されている症状が当てはまらなかったり、複数の障害の特徴を併せ持っていたりするなど障害の状態は多様です。