・https://www.jiji.com/jc/article?k=2018070301167&g=int
PM2.5低下目標、あいまいに=中国国務院、大気汚染対策3カ年計画
【北京時事】中国国務院は3日、大気汚染対策について2020年までの新たな3カ年行動計画を発表した。
17年に目標を達成した前回計画では、北京市など主要地域を対象に、微小粒子状物質PM2.5の年間平均濃度を低下させる数値目標があったが、新計画では目標があいまいになった。
専門家から「過去5年の強力な対策がほぼ完了し、今後の削減余地は限られる」との見方が出る中、踏み込んだ目標の設定は困難と判断した可能性がある。
新計画では20年までの具体的目標として、(1)二酸化硫黄と窒素酸化物の総排出量を15%以上削減(2)PM2.5の基準未達都市は年間平均濃度を18%以上低下-など4項目を盛り込んだ。
ただ、比較対象年は全て15年。
強引な石炭の使用制限などにより大幅な改善が見られた17年とは比べず、事実上ハードルを下げている。(2018/07/03-20:13)