・出典:ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議
ニュースレター103号
http://kokumin-kaigi.org/?page_id=159
・松枯れ対策で散布される殺虫剤の危険性 ―フェニトロチオン、アセタミプリド、チアクロプリド
環境脳神経科学情報センター 木村―黒田純子
40年間殺虫剤を撒いても止まらない松枯れ 全国で続いている松枯れの原因は、大気汚染、酸性雨、線虫(マツノザイセンチュウ)の寄生、これらの複合影響などが考えられているが、明白な原因は未だにわかっていない。
林野庁など行政機関ではマツノザイセンチュウの寄生を主原因とし、線虫を松に持ち込むマツノマダラカミキリの駆除のため、殺虫剤を大量に撒く「松くい虫防除特別措置法」を1977年に国会で成立させ、当時の林野庁長官は「5年もあれば松枯れは終息できる」と豪語したという。
その後、5年どころか20年殺虫剤を撒いても松枯れはなくならず、この法律(1987年からは「松くい虫被害対策特別措置法」)は3回に渡り延長された。
20年後の1997年には「森林病害虫等防除法」に適用拡大され、現在に至るまで40年間も殺虫剤散布が継続しているのに、松枯れの被害は止まらず、殺虫剤の効果が疑問視されている。
松枯れ対策の殺虫剤散布には、広い松林に手っ取り早く散布するために、有人・無人ヘリによる空中散布や大型散布機スパウダーによる地上散布などが汎用されている。
このような散布方法は、周囲の住宅地や大気に汚染を起こし、人間への影響、ことに脆弱な子どもへの影響が懸念されている。
以前から農薬の空中散布の危険性を警告している市民団体の反農薬東京グループによれば、現在、松枯れ対策で使用されている主な殺虫剤は、有機リン系フェニトロチオン(商品名:スミパイン MC、スミパイン乳剤)とネオニコチノイド系アセタミプリド(商品名:マツグリーン液剤2)、チアクロプリド(商品名:エコワン3フロアブル)だが、どれも人間への毒性が危惧される。
runより:マツタケの為だけにこんな事してるんだよなぁ(´・ω・`*)