生物の殺傷をめざした化学物質 | 化学物質過敏症 runのブログ

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出典:私たちと子どもたちの未来のために

・農薬

生物の殺傷をめざした化学物質
 農薬は農業用化学物質であって、医薬品ではありません。

農薬の毒性は比較的よく調べられていますが、それでも不明な点があり、多くの被害が発生しています。農薬の個々の毒性について記載する余裕がありま せん。

特に子どもの成長との関係に重点を 置いて考えてみます。

この章の多くの部分 は米国NRDCの報告(1)やレーチェル環境保健通信(2)を参考にしました。

農薬は英語で pesticide と言います。

この言葉は本来、 pesti(有害生物) と -cide(殺す) よりできています。

つまり有害生物(昆虫やネズミ・雑草・菌類などのこと)を殺すのを目的とした化学物質を指します。

人間や環境に害がなく、対象とする有害生物にのみ影響を及ぼす農薬の開発が進められていますが、従来の農薬はもちろん、新しく開発された農薬でも十分成功したと言い難い。

この他に、有害生物を直接殺すことを目的としないフェロモン剤や植物の生長を調節する薬剤も農薬に含まれます。

2009年4月15日、米国EPAは農薬の内分泌かく乱影響に関する検討を開始するとして、その農薬の有効成分とそれ以外の成分67種類を発表した。
[EPAの報道発表と解説]

日本の農薬使用量は世界で飛び抜けて多く、OECD諸国内1位であったが、最近減少傾向を示し、OECDの2010年報告ではようやく韓国に次ぐ2位になった(左欄の日本の農薬使用量を見よ)。

これが一時的でなく、クリーンな農業を目指す歩みになって欲しい。

しかし、「農薬でない」?除草剤等が多量に店頭陳列されている現状を忘れてはならない。

 

農薬と癌
 
子供の癌
 
子共は農薬の影響を受けやすいことが知られています。

親の農薬使用と小児癌発生率との間に優位な関連があることが示されています。 [8]

 人間に対する農薬の影響に関する疫学研究は、様々な限界がありますが、リスクの大きさは大人より大きいことが示されている。

このため、米国立癌研究所のザームとワードは、子どもの農薬被曝を減らす、可能であればなくすことが賢明であることを指摘している。

特に子どもの主な農薬被曝源である家庭と庭での農薬使用や、公共の土地での農薬使用による被曝を減らすことを主張しています。[1]