ダイオキシン | 化学物質過敏症 runのブログ

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出典:私たちと子どもたちの未来のために

ダイオキシンは、強い毒性と残留性・蓄積性・高い生物濃縮などから、健康や生態系に重大な影響を与えると懸念されています。

ここではダイオキシンの構造や生体に影響するメカニズム・生体への影響・汚染の実態を考えます。
●構造
ダイオキシン類
 
ダイオキシンと同じ様な構造と毒性を持つ化合物をダイオキシン類とよびます。

ダイオキシン類にはダイオキシンとジベンゾフラン・PCBがあります。
 
左の図のように、ダイオキシン類は両側にベンゼン環があり、その間をダイオキシンの場合は酸素2個で、ジベンゾフランは酸素1個、PCBの場合は酸素なしで結びついています。
 
 
異性体
 
ベンゼン環に塩素がつく位置と数によりダイオキシンには75種、ジベンゾフラン類には135種類の異性体があります。

この中でも特に毒性の強いダイオキシン、2,3,7,8-TCDDを例として図に示します。

PCBには209種類の異性体がありますが、コプラナーPCBとよばれる13種類のPCBがダイオキシン類似の毒性を持つと考えられています。
 
PCBは両側のベンゼン環の間に結合が1つしかないため、ベンゼン環は回転ができます。

コプラナーというのはベンゼン環同士が同じ面にあるもの(平行なもの)を指します。