・有機燐:フェニトロチオン=MEP・スミチオン
フェニトロチオン(スミチオン)を含む農薬商品名
フェニトロチオン(スミチオン)の毒性 (PDF文書)
フェニトロチオンの抗アンドロゲン作用を組み込み、抗アンドロゲン作用のファイルを削除
フェニトロチオン(スミチオン)の生態系への影響
フェニトロチオンは慣用名ですが、日本では商品名であるスミチオンとして知られています。
また、MEPという名前も用いられています。
フェニトロチオンは有機燐系の殺虫剤・殺ダニ剤として単独で、あるいは他の有機燐剤やカーバメート剤・ピレスロイド剤・抗生物質などと混合して使われます。
1997年には約1,560トンが日本で使われています。
フェニトロチオンには多数の製品があり、農薬としてのみでなく、家庭用製品の中にもフェニトロチオンが使われています。
フェニトロチオンは「安全な農薬」として宣伝され、多くの人が宣伝を鵜呑みにしていますが、フェニトロチオンを含む農薬は、生物を殺すことを目的としている物質です。
人間と昆虫には差がありますが、基本的には同じあるいは予想されなかったような影響が表れる可能性があります。
フェニトロチオンの毒性を正しく認識して、安全を確保して使用しなければ、中毒事故や思いがけないことが起こります。
事実、フェニトロチオンは良く使われていることも理由の一つですが、農薬使用時に個人防御の不備のために、現在でも主な中毒原因農薬になっています。
フェニトロチオンの安全性に疑問があるため、米国では家庭用には毒餌にしか使用登録が認められていません。
以前は鑑賞植物用に認められていた。
資料:スミチオンの空中散布問題(浜松)
一太郎文書
http://www.maroon.dti.ne.jp/bandaikw/archiv/pesticide/aerialspray/ham_aerial.jtd
pdf文書
http://www.maroon.dti.ne.jp/bandaikw/archiv/pesticide/aerialspray/ham_aerial.pdf
この資料は1985年ごろに静岡県浜松市で行われていた空中散布の問題を扱ったものです。
昔の資料ですが、当時までに判明したマツクイムシ防除のための空中散布の問題と、フェニトロチオン(スミチオン)の毒性や農薬問題の一部がわかります。
この資料は、後に再び入力し直したものですが、できるだけ体裁は原資料に忠実に再版してあります。
誤字脱字などがあった場合はお教え下さい。