H 博士
H 博士は次のようにコメントした。
私には「多剤化学物質過敏性」症状を患っている数人の患者がいる。
これは「認められた医学診断であり」、治療が非常に難しい。
この症状は極度の疲労と筋肉群の痛みが特徴である。
これはグリホサートを含む様々な農業用散布に対する被ばくによって起こされる。
...この理由から、一般人を被ばくさせる、地域でのグリホサート散布は健康への不必要な危険であると考える。
I 博士
I 博士は次のように述べた。
3 年以上、私の意見ではラウンドアップのような除草剤の無差別使用に関連した有毒な被害により患っている多くの患者を治療してきた。
私は統計をとっていないが、このような問題のレベルは議会が雑草駆除を無毒な蒸気(注:高温蒸気による殺草)に切り替えてから減少したというのが私の印象である。
J 博士
J 博士の回答は生物殺虫剤バチルス=チューリンギエンシス(BtK)の空中散布に主に関連しており、そのため雑草駆除計画に適切でないと考えた。
K 医師
K 医師は次のように述べている。
この診療所で働いて以来、ラウンドアップを含む化学物質散布によって悪影響を受けた患者を見つけ、治療してきた。
この散布に対する被ばくは他の人より一部の人に影響するように思える。
L 医師
L 医師は化学物質の有毒な影響に特に関心を持っており、16 年間このような影響を治療してきた。
彼はラウンドアップを有毒と見なすとコメントした。
M 医師
M医師は除草剤に被ばくした患者で長引く衰弱とストレス、元気がなくなることを観察している。M 医師は次のように付け加えた。
過去 10 年に渡って、バイオエネルギーテストで除草剤散布への被ばくは有害であるという仮説を支持する強い証拠を示した患者が増加してきた。
N 医師
N 医師は 20 年間開業してきており、次のようにコメントした。
散布した化学物質に被ばく後急性症状が現れた、あるいは慢性疾患を経験した多数の患者を持っている。
ある患者は散布された公園敷地に事務所が近いために、くり返し被ばくした後、仕事を止めざるを得なかった。
私の経験では、散布した化学物質は非常に難しい主題のままである。
というのは、化学物質被ばくに対する個人の異なる感受性の、明白かつ大きな可変性や、被ばくを検出し定量すること、累積的・長期的あるいは次の世代にまで現れない影響を証明することの困難さなどのためである。
化学物質の有毒な被ばくは、このような新しい化学物質に体がされされてきた短い時間(40 年)では、これらの化学物質に対処し解毒する有効な機構を進化的させることができないので、治療より予防がはるかに良いと私は信じる。
更新
2015 年 5 月 7 日
2010 年 9 月 1 日
2005 年 8 月 2 日
作成 2001 年 8 月 7 日 渡部和男