・カナダ保健省の規制 [31]
カナダ保健省農薬管理規制局は、2002年にディートの再評価を行い、ディートの神経毒性などを懸念して、厳しい規制をすることになった。
30%より高濃度のディート製品の販売禁止を含む、次の規制が発表されている。
主な点をあげると:
● 大人と12才より大きい子供
30%より高濃度のディートを含む製品は登録を認めない。
これ以上の濃度のディートが必要(有効)であるというデータがない。
低濃度でもより高い濃度と同じく有効であるが、有効な期間は短い。
● 子供
6か月より幼い子供
・ 幼児にディートを使ってはならない。
6か月から 2 才の子供
・ 虫に刺される危険が高い場合は、1 日に 1 回使って良い。
・ 最も濃度の低い製品(10% 以下)を使うべきである。
・ 控えめに使い、顔と手に使うな。
・ 長期使用は避けるべきである。
2-12 才の子供
・ 最も濃度の低い製品(10% 以下)を使うべきである。
・ 1日に3回より多く使うな。
・ 顔と手に使うな。
・ 長期使用は避けるべきである。
● ディートとサンスクリーンを混ぜた製品
ディートは控えめに使うべきであるが、サンスクリーンは日光から防御するために、おしまずに頻繁に使うべきである。このような矛盾した使い方をする製品の登録は認められない。